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お正月の食習慣で気をつけたい“落とし穴” 回避するために更年期世代が食べるべきおせちの定番5選とは
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教えてくれた人:和漢 歩実
お正月に食べるおせち料理。昔は各家庭で手作りするのが一般的でしたが、今は市販のものを活用したり、洋風や中華にアレンジするほか、好きなお店で注文するなど、さまざまな形に変化しています。そんなおせちにお酒が進んで、つい食べすぎてしまうことも。栄養面も意識して楽しみたい更年期世代にとって、お正月の食生活では何を心がけたら良いのでしょうか。また、おせちの定番で食べておきたい料理とは? 栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。
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お正月の食生活は栄養が偏りやすい
おせち料理など日本のお正月特有の食生活は、栄養面から考えると次のような偏りが考えられます。
○野菜不足
おせち料理は日持ちすることを重視して作られるため、生野菜を使った料理が少ないのが特徴です。その結果、体の調子を整える食物繊維や、ビタミンなどの栄養素が不足しがちになります。
○脂質のとりすぎ
最近のおせちは、ローストビーフやパテなどが入った和洋折衷のものなど、さまざまな種類があり、従来のおせちよりも油脂が多い傾向に。また、おせち以外にもすき焼きや、天ぷらなどの揚げ物を食べる機会が増え、脂質の高い食事が続く人もいるでしょう。
○塩分過多
最近は従来よりも減塩傾向にありますが、保存性を高めるため、おせち料理の味つけには塩やしょうゆが比較的多めに使われています。さらに、お正月は漬け物やお雑煮など、塩味を中心とした料理も多く登場し、塩分摂取量が増えやすいです。
加えて、アルコールを飲む機会も増加。アルコールのとりすぎは、肝臓に負担をかけるだけでなく、食欲を増進させて過食の原因にもなります。お正月早々、気づかぬうちに栄養の偏りの“落とし穴”にはまる可能性も否定できません。