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お正月の食習慣で気をつけたい“落とし穴” 回避するために更年期世代が食べるべきおせちの定番5選とは
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教えてくれた人:和漢 歩実
栄養を補う、おすすめのおせちの定番とは
更年期世代は筋肉が減り、代謝が悪くなるなどの影響で、いったん体重や体脂肪が増えてしまうと、なかなか減らない傾向があります。骨や肌の衰え、老化などが気になる人もいるでしょう。偏った栄養を補うために更年期世代が食べておきたい、おせちの定番5つを紹介します。
○黒豆
黒豆は、たんぱく質や鉄分、アントシアニン(ポリフェノール)が豊富。抗酸化作用が期待され、体の免疫機能をサポートしてくれます。少量でも満足感を得られるため、適量を心がければ栄養面でのメリットが期待できるでしょう。
○紅白なます
大根とニンジンを使った紅白なますは、ビタミンCとカロテンがたっぷり含まれています。免疫機能の向上や、肌の健康を保つのに役立つでしょう。また、大根に含まれる消化酵素は胃腸への負担を軽減します。酢のさっぱりした味わいは、脂っこい料理の箸休めにも最適です。
○昆布巻き
昆布はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富で、骨の健康を支えます。また、中に巻かれているニシンやサケなどの魚からは、良質なたんぱく質を摂取することができるでしょう。
○たたきゴボウ
ゴボウは食物繊維が豊富で、とくに腸内環境を整え、便秘解消効果が期待できます。更年期世代は腸の働きが気になる人も多いため、腸活にもぴったりな一品です。むくみ予防に良いとされるカリウムも含まれています。よく噛んで、食べましょう。
○かまぼこ
紅白かまぼこは、主に白身魚のすり身から作られており、良質なたんぱく質をとることができます。見た目も華やかで、祝いの席にふさわしい料理といえるでしょう。脂質が少なく、ヘルシーにたんぱく質を補いたい方におすすめです。
お正月を楽しむ食の工夫
お正月料理は栄養の偏りが起こりやすいですが、いろいろな料理を意識して食べることで、必要な栄養を補いつつお祝いの食事を楽しむことができるでしょう。
もちろん、どんな料理でもいえることですが、食べすぎはNGです。健康のためには腹八分目を意識するなど、適量を食べましょう。とくに、塩分や糖分が多いものは気をつけてください。
新しい一年を健やかに過ごせるように、彩りも美しい、日本の伝統が詰まったおせち料理を味わいたいですね。
(Hint-Pot編集部)