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元添乗員が教える 海外の人が欲しがる日本人には意外なアイテム3選 値下げ交渉に使える場合も
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日本の便利グッズは世界的にも認知され、日本の総合ディスカウントストアや100円ショップは多くの訪日外国人でにぎわっています。世界50か国以上を旅した元添乗員で、旅アドバイザー&トラベルライターのAnaさんによる連載。今回は、Anaさんが訪れた海外の国や地域でとくに重宝された、日本のアイテムを紹介します。
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サハラ砂漠では「滑り止め付きの軍手」が好評
海外に行くと、現地の人から「これ、いいね!」「どこで買ったの!? 欲しい!」と言われるアイテムがあります。添乗員として何度も同じところに行っていたときは、「次来るときに買ってきて!」と頼まれることもよくありました。
モロッコは添乗員としてたびたび訪れており、その観光のハイライトのひとつが、サハラ砂漠のラクダ乗り&朝日鑑賞です。砂漠は、太陽の有無で気温差がかなり大きくなります。夏ならまだいいのですが、冬の日の出発前はぐっと気温が下がり、ラクダに乗っているときに掴まる鞍の鉄製の手すりがものすごく冷たくなるのです。そのため、滑り止め付きの軍手を持って行くようにし、お客さんにもおすすめしていました。

サハラ砂漠には、ラクダの先導と朝日の鑑賞スポットまで案内してくれる現地ガイドさんがいます。彼らから毎回必ず「軍手が欲しい!」と言われるほど、日本の滑り止め付きの軍手は人気でした。100円ショップなどで売られている安物の軍手ですが、それでも彼らにとっては質が良く、便利なようで、渡して帰ると大喜びしていました。
エジプトの人は「ボールペン」が好き

昔ほどではないですが、今でもエジプトの人たちに必必ず「欲しい」と言われるのがボールペンです。日本のボールペンはクオリティが高いらしく、無料で配られたサンプルや10本セットで売っているようなものでも大絶賛。現地で会うスタッフからは、しょっちゅう「ボールペンある?」と聞かれました。
エジプトのスーク(市場)などで買い物しようとすると、値段は書いておらず、基本的に交渉制です。同じものでも、人やお店によって価格が変わります。そこがおもしろくもあり、面倒なところでもあるのですが、「ボールペンくれたら○○円でいいよ」というような交渉が成立してしまうくらい人気。もし家に使わないボールペンがあれば、最後のひと押しの切り札的アイテムとして持っていくのもおすすめです。