真っ赤な振袖を風になびかせながら、真っ白なゲレンデをスノーボードで颯爽と滑る女性。2年前の成人式の日に大きな注目を集め、記憶に残っている人もいるでしょう。その女性が、ある投稿に反応しX（ツイッター）で再注目されています。話題の人物、杜野菫（@sumire_morino）さんに、詳しいお話を伺いました。

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「すごい以外の言葉が思いつかない」

「あれ、私です。 ちゃんとウィンタースポーツしてるからこそのこの作品なのです」

　そんなコメントに添えられた写真には、ゲレンデを華麗に滑るスノーボーダーの女性が写っています。目を引くのは、女性が雪に映える赤い振袖姿であること。躍動感あふれる一枚は、多くの人にかつて反響を呼んだ投稿を思い起こさせます。

　2年前、成人の日に振袖を着てゲレンデを颯爽と滑っていた女性は、伝統工芸を学ぶ大学生の杜野さん。卒業制作では、スキー板やスノーボードなどを漆塗りで仕上げた「雪中用漆具三式」を制作しました。

　個性的で素敵な作品を目にした人が、杜野さんの動画を思い出し納得の声を投稿。それに反応し、制作の背景を雄弁に語る一枚として添えたのがゲレンデの着物姿です。

　記憶を呼び覚ます華やかな振袖姿には16万件もの“いいね”が、美しい作品にも2.6万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「素晴らしい！　すごすぎます!!　すごい作品、すごい身体能力、すごい以外の言葉が思いつかない」「なるほど、ウィンタースポーツを活かしての作品だったんですね！　その経験がどんな形で表現されているのか、とても興味深いです」「え、ご本人だったとは！　すごい！　素敵な作品ですね！」など、絶賛の声が殺到しています。