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「あれ、私です」 32万“いいね”集めた振袖でスノーボード女性 2年後の投稿に絶賛続出のワケ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

【写真】「欲しい」「制作依頼したい」の声が殺到! 「雪中用漆具三式」デザインごとの杜野さんのこだわり

目玉焼きの板。「目玉焼きの白身の部分は『卵殻』といって、鶉の殻を1枚ずつ貼っています。朝から学校が閉まるまで休憩なしで毎日貼り続ける1週間はかなりキツかったです。でも、かわいくてポップな柄なのに、緻密で繊細な技法が使われているという、ギャップのある作品にできました」
螺鈿の鯨のスノーボード。「鯨のデザインは私が中学生の頃から描いていた、自分自身の代表的な絵のデザインです。工芸に進むきっかけになった絵のデザインを落とし込み、大量の螺鈿とさまざまな銀蒔絵、変わり塗りなどを贅沢に使った作品です。ずっと積み重ねてきたものの象徴のようなもので、反響が一番あり、評価していただけたのが何よりうれしいです」
高台寺蒔絵のスキー板。「ぱっと見ると箔の貼ってある、地味でよくある漆芸のようですが、よく見てみると、高台寺蒔絵でスキーをしている人がいるという、伝統的ななかでも最大級に遊んでいる作品です。この板はフリースキーという、とくに自然と直結するジャンル。その感性に溶け込むようなデザインにしました」
【写真提供:杜野菫(@sumire_morino)さん】

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