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「日本ではほとんど見かけない」 車の色はベーシックカラーが多い日本 ハワイ在住の日本人ママが驚いた違いとは
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明るい色は事故に遭いにくいという研究結果も
ここで、車の色と事故の関連性を調査した、オーストラリア・メルボルンを本拠地とするモナッシュ大学事故研究センターの2007年の研究結果を紹介します。同センターは、事故を起こした(巻き込まれた)運転手に調査を行い、約85万5000件のデータを分析。事故のリスクが低い車の色と、高い車の色を発表しました。
日中の時間帯において、最も事故のリスクが低い車の色は白。ほかの色は、白に比べて最大で約10%事故に巻き込まれる可能性が高いそうです。
レポートは、事故のリスクは視認性と関連付けられるとしています。視認性が高い車としては、サンプルは少ないものの黄色も含まれていました。逆に視認性が低く、事故のリスクが高いと考えられるのは黒や青、グレー、シルバー、また意外にも赤や緑といった色でした。
実際に、私が日中に運転していた際、向こうからやってきた黒い車がまったく認識できなかったことがあるので、そういうことか! と納得がいきました。

ハワイは車社会で、車がないとスーパーマーケットや病院にも行けないので、高齢者の方が運転している姿をよく見かけます。年を重ねるにつれて動体視力や判断力が鈍ってくることを考えると、私が見かけた70代ぐらいの女性が派手な黄色い車に乗っていたことは、正しい選択なのかもしれません。
なによりも、ビタミンカラーとはよく言ったもので、鮮やかな黄色い車は街中に活気を与えてくれます。10年前、私が移住したばかりの頃に感じた「これぞ、南国!」的な、ポジティブな空気感がようやくハワイに戻ってきたような気がします。
(i-know)