からだ・美容
気になる“首のシワやたるみ” 2つのケアで手軽に予防 美容皮膚科医が解説
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:久野 賀子
日常でできる2つのスキンケアと美容皮膚科での主な施術
首のシワやたるみの日常的な対策として、スキンケアの観点から実践できることを2つ紹介します。
1つ目は、紫外線(UV)対策です。紫外線を浴びると、皮膚はダメージを受けます。これはどこの部位も同じです。顔にしっかりと日焼け止めを塗っていても、首には塗っていないという方も見受けます。首の皮膚のほうが繊細なので、しっかりと首まで塗布して紫外線対策をしましょう。外出時は、こまめに塗り直すことも忘れないでください。
2つ目は、保湿です。首の皮膚は乾燥しやすいので、保湿クリームを首まで塗りましょう。入浴後、日常的に行う顔のスキンケアのときに、首も同時にケアするだけでも十分です。
「顔と一緒に首までやる」ことができたら、首周りのトラブルが少なくなります。スキンケアは少し地味かもしれませんが、日々の積み重ねは肌のエイジングを抑えるためにとても効果的です。
美容皮膚科でのアプローチとしては、シワの特徴によってヒアルロン酸やプロファイロ、ボトックスなどを注入する方法が一般的です。たるみには、HIFU(ハイフ)に脂肪溶解注射の併用などの施術もあります。それぞれ持続期間や通院回数などが異なり、料金も数万円から数十万と幅がありますので、クリニックに確認してください。
首のシワやたるみは、日頃のスキンケアや姿勢を正すことで、1年後に違いが出てくるはずです。また、首回りに限らず、規則正しい生活習慣は何よりも体に良い影響を与えます。できることから取り入れて、健やかに美しく年齢を重ねていきましょう。
(Hint-Pot編集部)
久野 賀子(くの・よしこ)
2017年、東京医科歯科大学医学部医学科卒業。日本大学医学部附属板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。2024年11月、新宿二丁目にPRIDE CLINICを開業。