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「お弁当システム考案したけどどう?」 シングルマザーが春から私立高校へ通う娘に提案 目からウロコのアイデアに称賛の声
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子どもに持たせる毎日のお弁当作りは大変。親子で相談しながら、お互いが負担にならないための工夫も必要です。X(ツイッター)では、高校生になる娘へ母が考案した「お弁当システム」が話題に。生活力も身につけられそうなアイデアに、称賛の声が上がっています。投稿者のA子(@AkoGoen)さんに、詳しくお話を聞きました。
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母と娘、双方にとってうれしい「お弁当システム」
「来月から私立高校に通う娘へ お弁当システム考案したけどどう?」
そんなコメントとともに投稿された、1枚の写真。そこには、「お弁当代」についてまとめられたメモが写っています。
「1日400円×25日=1万円」という昼食代をベースに、「自分で作ったら→おこづかい」「ママが作ったら→なし」「サボったら→400円で買う(月末払い)」といった内容。もし自分でお弁当を作れば、娘さんはおこづかいとして1万円がもらえ、お母さんの家事の負担も減らせるという、母娘の双方にとってうれしいシステムです。
投稿には10万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「これいいですね! 自分で生きていく力がつきそうです」「自立心と、自分のことは自分でやることをすすめるにはいいと思います」「毎日でなくても、柔軟にチャレンジして、親子でwin-winよね」「我が家も導入しようかなぁ」など、さまざまな声が寄せられています。
「お弁当システム」に込められた母の思い

投稿者のA子さんは、高校生の娘を育てるシングルマザー。今回の「お弁当システム」の考案について、A子さんにはある思いがありました。
「シングルマザーなので、母親である私がいつ、どこで倒れたり事故に遭ったりするかもわからないですから、娘が料理を作れて自立できるようにと(高校生になるタイミングだからこそ)考えました」
メモを娘さんに見せると「朝起きられるかな」と不安げでしたが、「家でできるプチバイト感覚でとらえていました」と、意外にも前向きな反応を見せたそう。学食の価格帯が300~500円だったことから、「間を取って400円にしました。おうちで、おにぎりだけでも作っていけば節約術になるので」と価格設定の理由を話します。
娘さんは料理が特別得意というわけではないものの、「卵焼きを焼いたり、ご飯を炊いたり最低限のことはやれる状況ですが、好きかと言われるとそうでもないかな」とのこと。ただ、バレンタインデーにはお菓子作りを楽しんでいたそうです。