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「新幹線を使うのに比べ、130倍の時間、8倍の費用」 京都→東京を歩いた大学生 春休みの挑戦に称賛
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「東海道踏破が自分のひとつの目標でした」

現在、大学生のそううんさん。普段から歩くのが好きで、2年前には、帰省のために京都から佐世保まで歩いたことがあるそう。
「2、30kmのウォーキングや街歩きを趣味としています。地理や地学が好きで、道中の景色を最もじっくりと見ることができるので歩く旅を始めました」
今回の挑戦について、「東海道踏破が自分のひとつの目標でした」と語るそううんさん。「それができる時間が取れる大学生の春休みのうちにやっておこうと思い、足腰を鍛えてお金を貯めて旅に臨みました」と、実行に至った経緯を明かます。
また、目標を達成するために、新たに準備したものもありました。
「装備費は靴に1万円、インソールに5000円、服や靴下に700~800円で、その他の旅行用品に数千円で合計2、3万円です」
長旅には、憩いの場と食事も欠かせません。そううんさんはあまり費用をかけないように、工夫しながら楽しんでいたといいます。
「たまに食べる道中の名物や温泉には奮発しましたが、基本的に安くカロリーを取ることを意識して宿も安いところを探していました」
「交通機関やインフラの発達の偉大さ」を実感
今回の徒歩での移動を通じて、改めて文明のありがたみも感じたというそううんさん。また、さまざまな土地をめぐるなか、地域差に驚いたといいます。
「交通機関やインフラの発達の偉大さはかなり実感しました。何回新幹線や車に抜かされたかは数え切れませんので……。あと、首都圏とそれ以外の地方都市の賑わいや成長の格差をかなり実感し、危機感を覚えました」
どんな場所にも簡単に短時間で移動できる時代。そううんさんは、自分の足でしか見えない景色があることを、気づかせてくれました。
(Hint-Pot編集部)