料理・グルメ

農家の嫁がやっている「芽キャベツ」のシンプルな食べ方 保存のコツ

著者:こばやし なつみ

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鈴なりに育つ芽キャベツ【写真:こばやしなつみ】
鈴なりに育つ芽キャベツ【写真:こばやしなつみ】

 東京の会社員から“脱サラ”し、5年前に茨城の兼業農家に嫁いだ農家の嫁なっちゃんこと、こばやしなつみさん。現在、年間40品種の野菜を育てる小さな農業に励むなっちゃんが、見た目がかわいらしい「芽キャベツ」の選び方、保存方法、おいしいレシピについて紹介します。「キャベツの赤ちゃん」のような見た目ですが、ひと株に60~70個も鈴なりに育つ生命力あふれる冬野菜のひとつ「芽キャベツ」を、食卓の一品にいかがでしょうか?

 ◇ ◇ ◇

 欧米のレシピ本などに出てくる、その見た目の愛らしさに憧れて、農家に嫁いだ時に自分で育てると決めた野菜のひとつが「芽キャベツ」です。芽キャベツの下処理や食べ方は、意外と簡単で、ブロッコリーに近い感覚だと思います。例えば、下茹でした芽キャベツに、ご自宅にあるお好みのドレッシングをかけるだけでも立派なおかずの一品になります。スーパーで見かけたら、ぜひ手にとって欲しい、この時期においしい野菜です。

【目利きポイント】
 硬く、重みのあるものを選ぶと、まるで「キャベツのミニチュア版」のように中の葉がしっかり何層にも重なっていて食べ応えがあっておいしいです。
1、硬さ:葉がしっかりかたく閉じているもの
2、形と大きさ:ふっくら丸みを帯びたもので、1つの大きさの目安は、直径2.5~3cm
3、重み:中身が詰まっているものほど、1つ1つ重みがあります

【保存方法と期間】
 芽キャベツは新聞紙かキッチンペーパーに包んで、ビニール袋に入れて野菜室で保管してください。約1週間の目安で食べ切りましょう。なお、固茹でした下処理済みのものなら冷凍も可能です。但し、食味が落ちるため、そのまま食べるのではなく、焼いたり、スープや鍋に入れたりすることをオススメします。

根元に5mm~1cmほど十字に切り込みを入れると火が通りやすくする【写真:こばやしなつみ】
根元に5mm~1cmほど十字に切り込みを入れると火が通りやすくする【写真:こばやしなつみ】

【下処理】
 生では食べられないため、下茹でをします。芽キャベツの色が一気に鮮やかになります。
1、根元を2~3mm切り落とし、外葉を取る。そして根元に5mm~1cmほど十字に切り込みを入れる
2、適量の塩を入れたお湯を沸騰させて、2~3分ほど茹でる
3、茹で上がったら、ザルにあげる

 日本では、芽キャベツはポトフなどスープに入れて“煮て”食べるイメージが強いように感じます。しかし、イタリアなどヨーロッパでは、オーブンなどで焼いたものに対して、チーズやスパイス、ハーブと調味料の組み合わせを変えた食べ方が多岐にわたり楽しまれているようです。是非、焼いたことで生まれる香りや食感、味を体験してみてはいかがでしょうか。

 ちなみに、我が家では、誰かを招くときには魚料理と野菜を組み合わせて出すことが多いのですが、肉料理よりも一層喜ばれるのは、素材のおいしさを引き出し合うこれらの相性の良さを再認識してくれるからなのでは、とひそかに思っています。