焼くことで引き出される独特の甘みが魅力　脂ののった魚とも相性バッチリ

　お肉だけでなく、脂の乗った魚との相性も良いのが「芽キャベツ」。1/2にカットして一緒に焼くことで、葉と葉の隙間に魚のうま味と調味料がよく絡み、食べやすいのも特徴です。新鮮なイワシが手に入らなければ、缶詰の「オイルサーディン」で代用すると、時短かつ手軽に作ることができます。

〇イワシと芽キャベツのグリル焼き 白ワイン風味

【材料】（2～3人前）
イワシ　　　2～3匹
芽キャベツ　200g（15～20個くらい）
a ニンニク　1かけ（もしくはニンニクペーストやガーリックパウダー 大さじ1）
a 白ワイン　40ml
a オリーブオイル　大さじ2
a 塩コショウ　　　適量
パン粉　　　　　　大さじ2
ピンクペッパー　　適量（トッピング用）

【作り方】
1、イワシは、胸ヒレの部分から包丁で頭を落とし、頭側から腹を裂く。うろこ、腹わたをとって、全体と腹の中を流水でよく洗う
2、イワシは、全体に塩をまぶし、キッチンペーパーで包み、5～10分ほど冷蔵庫に置いておく（臭み取りのため）
3、お湯を沸騰させた小鍋に、塩と芽キャベツを入れ、2～3分ほど下茹でする
4、下茹でをした芽キャベツを1/2にカットする
5、耐熱皿の中心に、イワシを置き、イワシの腹やその周りに芽キャベツを敷き詰める
6、aを全体に回しかける。最後に、パン粉を振りかける
7、魚焼きグリル（もしくはオーブン）の中温～高温で10～15分程度を目安に焼く。イワシがしっかり焼けたら、最後にピンクペッパーをトッピングして完成
（※焼き始めてすぐに全体の焦げ目が目立ってきたら、上にアルミホイルをかけて焼くと、焦げ過ぎを防ぐことができます）

【ポイント】
・イワシは生イワシではなくても、缶詰の「オイルサーディン」で代用可能です。その際には、使用される商品の塩分に応じて、別途加える塩を控えめにするなど、調整してください
・お好みで、レモン汁や醤油、バルサミコ酢などをかけて食べると、さっぱりして美味しいです

参考：
「七訂 食品成分表 2016」（監修：香川 芳子、発行：女子栄養大学出版部）
「新版 野菜栽培の基礎」（著者：池田英男・川城英夫 他、発行：農山漁村文化協会）

（こばやし なつみ）