「おじさん」姿も「天使」姿もかわいい、まもちくん

　3匹のマーモットと暮らしている飼い主さん。注目を集めたのは、ヒマラヤマーモットで1歳の「まもち」くんです。かわいらしいお名前は「マーモット」と「もちもちしたフォルム」、そして「かわちい」印象をかけ合わせたものだそう。

　好奇心旺盛で食いしん坊なまもちくんは、「ごはんが欲しかったり、マッサージをしてほしかったりするときは、頬をこすりつけて甘えてくる甘えん坊」だそう。「愛らしい見た目に反して、時折繰り出す無表情（虚無顔）」がチャームポイントです。

　話題の動画は、ある日、外でたっぷり走り回ったあとに撮影されました。ご褒美のお菓子を夢中で食べていたまもちくんは、しだいに動きがスローになり、やがてそのまま壁にもたれて寝落ち。飼い主さんは、そんな姿に目を奪われ、感じたことがあるといいます。

「最初にふと見たとき、おじさんのような姿をしていて、こんな愛らしいフォルムなのにおじさんというギャップがとても刺さりました。『おじさん』姿も『天使』姿も、どちらも好きすぎてたまりません……。目の前で寝落ちする姿を見て、さらに発狂しそうになりましたが、愛しい我が子を写真に収めたく、悶えながら撮影しました」

　撮影後はこのまま「スピースピー」と寝息を立ていたそう。しかし、そのあとに「一緒に住んでいるアルプスマーモットの『プク』に起こされて、寝ぼけながらもそのまま一緒に違う部屋へ行ってしまいました」と教えてくれました。

父の面影をまもちくんに重ねて

　まもちくんと暮らすきっかけは、2年前に飼い主さんが若くして父を亡くしたことでした。深い喪失感のなか、友人からマーモットを紹介され、その表情に「どこか父に似たもの」を感じた飼い主さん。昭和生まれの頑固な父と、虚無顔のマーモットが重なったといいます。

「家族の笑顔を取り戻したい、もっと家族の笑顔が見たいという思いから、マーモットと一緒に暮らしたいと思うようになりました」

　今では、まもちくんをはじめとする3匹のマーモットたちとの毎日が、飼い主さんにとって癒やしと喜びになっています。そんなまもちくんたちのほのぼのとした日常は、YouTubeチャンネル「MarmoTube」でも見ることができますよ。

○取材協力：Dr. Marmot – ドクターマーモット（@dr_marmot_）さん

（Hint-Pot編集部）