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視聴スタイルの多様化で変化も 意外に知らないテレビの裏側 4月に新番組が増える理由とは
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視聴スタイルの多様化でトライアルの指標に変化も
近年は見逃したとしても、TVerをはじめ、各局の配信サイトや作品ごとに連携するビデオオンデマンドサービスで視聴できるようになりました。かつてのようにリアルタイム視聴や録画をする必要はなく、タブレットやスマートフォンで、いつでも、どこでも番組を楽しめるように。
視聴スタイルの多様化で、リアルタイム視聴を基軸としている「視聴率だけでは、放送した番組がどれだけの人に観られたのか、測り切れなくなりました」と話す加奈子さん。それまでレギュラー化するかのトライアルとして放送した特番の評価指標も、変化しているといいます。
「かつては視聴率をメインに、レギュラー化やゴールデン帯への昇格を決定できましたが、現在はTVerを筆頭に配信サービスでの再生回数の評価ウエイトが高くなっています。再生回数は放送後、1週間くらいの数値を見るのが一般的ですね。もちろんSNSで話題になることもプラスに。バズれば再生回数アップにつながるため、そのための仕掛けを考えて企画に盛り込むことも欠かせません」
再生回数や話題性を重視する昨今の傾向は、ドラマ作品にも大きな影響を与えていると感じると樹さんも話します。
「今はドラマの人気ぶりを示す際、再生回数をアピールするのが主流になっています。また、SNSで話題になりやすい、考察系の作品が増えたのも昨今の特徴ですね」
新番組や新ドラマが次々と登場するこの時期、お気に入りを見つける楽しみを味わいたいですね。
(Hint-Pot編集部)