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SNSなどでライフハック情報も サイズアウトしたおむつ活用術のアイデア 懸念点をメーカーに聞いた
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未使用おむつの行方の最多は「親戚や知人に譲渡」
さまざまな活用法がありますが、実際にサイズアウトしたおむつを多くの人は、どうしているのでしょうか。同社のおむつブランド「ムーニー」が2023年に実施した「サイズアウト後の未使用おむつの行方」に関するアンケートでは、「親戚や知人に譲渡」が最多の結果となりました。

実際の体験談として寄せられたコメントには、「近所の方に使っていただきました。このことをきっかけに、子どものことを少しずつ話しができるようになったのでよかったです」といった声が。サイズアウトしたおむつをきっかけに、身近にママ友ができたようです。
また、「近くに児童館があり、お世話になっていたので、そちらに寄付しました」なども。ただ、松田さんによると、こういった公的な機関などへの寄付は通常、未開封のものに限られるといいます。
「開封したものですと異物が混入する可能性や品質面の確認など、受け入れが難しいケースがほとんどです。当社では2022年より、香川県観音寺市と協働して、子育て支援センターに『つながるおむつボックス・つながるおむつバンク』を設置・運営するお手伝いをしています。開封済みでもサイズアウトなどで不要になったおむつを寄付いただくボックスを設置。検品してから、施設のほか必要な人に渡るようにする取り組みです」
「お湯で洗い流したいとき」「飲み物をこぼしたときに」などで活用も
譲渡以外の体験談では、「うんちをしてお尻をお湯で洗い流したいときに、下に敷いて使いました」「飲み物をこぼしたときに使っています。成長すればするほど、子どものいたずら度も増してくるので、なんだかんだ重宝しています」などの声も見られました。
また、「Mサイズのおむつが余ってしまいましたが、また近いうちに子どもがほしかったので、そのときに使うはず! と信じて、家の荷物部屋に保管していました。1年半後、めでたくすべて使いきりました」といった、幸せな使いきりの声も。
ただ、長期間保管していたおむつは、品質的に問題ないのか気になるところです。ユニ・チャームでは、保管の目安としては未開封で約3年と案内しているそう。ただし、おむつ自体に使用期限はないそうですが、松田さんは保管状況によって使用に適さない状態になっている場合があると指摘します。
「温度や湿度が高い場所など、保管している環境によっては、劣化してしまう可能性もあります。使う前によく見て違和感を覚える、ほかの部分でも色が変わっているといったことがあれば、使用を控えていただきたいですね」
サイズアウトしたおむつの活用法について、ライフハックなど多くの情報がありますが、赤ちゃんや子どもにとって安全で快適な使い方をしたいですね。
ユニ・チャーム株式会社は、衛生用品などの大手メーカーとして「ムーニー」「マミーポコ」など紙おむつのブランドを複数展開。4月より天然由来の保湿成分を配合したやわらかシートで、赤ちゃんのお肌をやさしく包み込む「ムーニーマン みらいのお肌のために*低刺激であんしん(*ママ・パパを応援する『ムーニー』のスローガンです)」を新たに展開している
(Hint-Pot編集部)