技術がなかなか向上せず、歯がゆさを感じている日本人ママはとても多い

　どの習い事にもいえることですが、練習の質やレベルは、ハワイよりも日本のほうが非常に高いです。

　私自身、幼少時代に水泳を習っていましたが、日本では進級試験があったり、コーチの叱咤激励があったり。厳しい環境でしたが「上を目指さなければいけない」「良い記録を出さなければいけない」――習い事とはそういうものだと、子どもながらに思っていました。

　一方、ハワイの習い事は、まあゆるい（笑）。技術がなかなか向上せず、歯がゆさを感じている日本人ママさんはとても多いです。

　夫いわく「ハワイでは、幼少時代の習い事は“楽しむこと”が大前提」で、本格的にスポーツに没頭するのは、高校生から大学生にかけてという人がほとんどなのだそう。

　日本のように「先生や親からのプレッシャーを感じながら上を目指す」のが良いのか、ハワイのように「ストレスフリーで楽しむ」のが良いのか。その狭間で葛藤しながら、ただひたすら、子どもたちを習い事へと送迎する日々です。

　女の子の習い事に関しては、次回に。

（i-know）