ライフスタイル
意外に知らない、スーツケースや旅行カバンのケア方法 専用カバーがなくても代用できる身近な物とは
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:伊藤 まき
帰宅後のひと手間で、次回の旅が楽になる

また、旅行後のケアも大切です。旅行後のカバンは汚れや湿気が溜まりやすく、そのまま放置するとカビが生えたり、悪臭がついてしまったりします。
1. 部屋に持ち込む前に、キャスター(車輪部分)の汚れを落とす
キャスターは地面に接するため、汚れや破損が最も多い場所です。玄関に入る前に汚れを落とし、小石や砂がついていないか、破損がないかチェックしましょう。汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤で車輪を拭き、歯ブラシで優しくこするなどのお手入れを。洗剤が残らないようにしっかりと水拭きし、乾いたら車輪カバーをつけて保管しましょう。車輪カバーは100円ショップでも売られていますが、古くなった子ども用靴下などもカバーとして使えます。
2. ボディの汚れをチェック
外側がハードタイプのスーツケースは、水拭きと乾拭きで汚れを落とします。アルコール除菌も効果的です。表面に黒ずみなどのすり汚れがある場合は、薄めた中性洗剤をタオルに含ませ、拭き取りましょう。布製のカバンは、取扱説明書にある洗濯表示に従ってください。また、持ち手部分は手アカが残りやすい場所です。水拭き、またはアルコール除菌で汚れを落としましょう。
3. 内側の汚れを取り除く
多くのスーツケースは、内側に布が張ってあります。濡れていなければ、掃除機をかけてゴミやホコリを吸い取ってください。取り切れないものは、粘着クリーナーやブラシで取り除きます。液体がこぼれるなどして汚れが気になったら、濡らしてから固く絞ったタオルで拭き取りましょう。
4. 保管前に、陰干しをしてしっかり乾燥!
お手入れが済んだら、風通しのいい場所で陰干しします。しまう際、乾燥剤をケース内に入れておくとより効果的です。保管時は、できるだけ湿気の少ない場所へ。ビニール袋など通気性の悪いもので覆うのは避け、不織布製のカバーまたは着古したTシャツを使用してください。
ちなみに、こうした旅行カバンは、災害グッズの収納場所として活用するのもおすすめです。持ち出しリュックには入り切らない、トイレ用備蓄やガスボンベのストックに向きます。
(和栗 恵)
