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「自分の子どものことは、親が解決しなければ」 マイナス思考に陥りがちなときに助けてくれる ハワイでは利用する人が多いこととは
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困ったとき「プロのセラピストに助けを求めるのもひとつの方法」
そして、私がハワイで驚いた習い事(のようなもの)として、ある“個別指導”がありました。それは、心理学を学んだセラピストによる子ども向けセラピーです。
息子の友達Aくんはひとりっ子で、モンテッソーリ系保育園出身。公立小学校に入った当初は集団生活にうまく馴染めていませんでした。そこでAくんママは民間のセラピストを自宅に招き、週に一度、Aくんにセラピーを受けさせることに。
内容は、集団生活でどのように友達と接すれば良いか、そして怒りを感じたとき、どのように感情をコントロールすれば良いかなど。セラピストと子どもが話し合いながら、答えを見出していくのだそうです。
ようは“メンタルヘルス”を健やかに保つためのセラピーです。
あれから2年が経ち、Aくんは学校生活に一切の不安を感じることなく楽しく通っています。子どもが何か困難な状況に陥ったとき、「自分の子どものことは、親が解決しなければ」「学校の先生に助けを求めよう」と考えがちですが、プロのセラピストに助けを求めるのもひとつの方法です。Aくんママの対応を見て、そう気づかされました。
テーマは夫婦間のトラブルやペットロス、そして戦地に赴いた軍人向けのものなど多種多様。このようなセラピーが一般化しているのは、アメリカの良い点だとつくづく感じます。
※1ドル=約146円(2025年4月9日現在)で換算。
(i-know)