日米の文化の違いを理解しつつもリスペクト

　日本が大好きなジェイソンさん。しかし、滞在中に少しだけ残念に感じることもあるのだとか。

「日本の人々が、他人のパーソナルスペースをすごく尊重しているのは素晴らしいことだと思っています。でも、やっぱり、もう少し話しかけてもらえたらうれしいなとは思いますね」

　ジェイソンさんの生まれ育ったアメリカでは、通りすがりに目を合わせて「Hi」と気軽に声をかけたり、見ず知らずの人同士でも立ち話をしたりするのが一般的です。日本ではそうしたふれあいがなかなかできないことに、寂しさを感じていました。

　しかし、コミュニケーションの障壁になっている言語の問題を乗り越えるためにも、「日本語を本気で学びたい」と前向きに考えているそうです。

「日本に行くとき、僕は常に『敬意を持って行動すること』を心がけています。日本は日本語を話す国であって、英語圏じゃない。だから、英語が通じることを当然だと思ってはいけないと思っているんです。でも、僕の日本語より、たいていの日本人の英語のほうが上手ですけどね（笑）」

　日本語だけでなく、日本の文化も学ぶジェイソンさん。直近の目標は、47都道府県をすべて旅すること、そしてその訪れた土地の人たちと交流することです。

「日本のことが本当に好きなんです。やっぱり一番の理由は『人』だと思います。日本にいいところがたくさんあるのは、きっと人がいいからなんじゃないかと、そう思っています」

　日本人が気づいていない、たくさんの魅力を発信しているジェイソンさん。また、日本へ遊びに来てくれる日が楽しみですね。

（Hint-Pot編集部）