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「子どもが習いたいものをさせたほうがいい」と思いながらも…日本人ママの葛藤 子どもたちが無理なくハマった意外なものとは
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市が運営している無料のチェスクラブに入会するほどに

そんなとき、日本でバイリンガルキッズを育てているアメリカ人のアイシャさんが、自身のYouTubeチャンネルで「ストーリー・タイム・チェス」を紹介していました。これは、ストーリー(英語のみ)を読み進めるだけで、すべてのコマの動かし方が簡単に理解できる、子ども向けのゲームです。
その動画で、私の子どもと歳の近い娘さんがチェスを楽しんでいる姿を観て、アメリカのAmazonで購入してみると……これが大当たり! 将棋には挫折した私も、子どもたちもチェスにのめり込んでいきました。
家で遊ぶだけでは飽き足らず、市が運営している無料のチェスクラブにも入会。ほかの子どもたちと楽しく対局しますが、そのクラブでは最年少だったため、なかなか勝つことができません。それでも、対局の間、20分くらいジッと目の前のチェスボードに集中している我が子たちの姿を見ると「賢い子に育つのではないか」と、ブルーイのパパのように親のエゴが満たされます(笑)。
市が運営するクラブは年に2回、1月と9月に募集があり、約3か月間、無料で受講することができます。我が子はチェス以外に、これまでバスケットボール、アート、STEM(科学、テクノロジー、工学、数学の4つの教育領域)といったクラブを受講しました。
そのほかにも、アーチェリーや水泳、軟式野球など、通常なら月謝がかかるようなものも無料で教えてくれるので、とても人気のプログラムです。ちなみに、ボード&カードゲーム系では、チェスよりもポケモンカードクラブが大人気! 小学校でも、友達同士がポケモンカードを交換している姿をよく見かけます。
日本で子育てをするママさん・パパさんは、子どもが習いたい習い事、そして親が習わせたい習い事の折り合いを、どうつけていますか? 習い事問題は、小学生年代の子どもを持つ親としてはなかなか答えが見つからない難しいテーマだと、日々実感しています。
(i-know)

i-know(いのう)
大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。
