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成人式で再会した初恋の人がまるで別人に 大人になって気が付いた「残念な口癖」とは
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1月13日は成人の日。2000年以降、国民の休日として毎年1月の第二月曜日に制定されていますが、地域によっては帰郷する新成人が参加しやすいように、別日に成人式を開催するところもあるようです。新成人にとっては、成人式は大きな節目になります。そんな一生に一度の特別な日が、少々ほろ苦い思い出となってしまったという女性に話を聞きました。別々の高校に進学した初恋の相手と成人式で再会したという上田舞香さん(仮名・30)。10年前の成人式までは、初恋が“甘い”思い出だったといいます。
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初恋の相手はまるで漫画の登場人物のようなイケメン
舞香さんは、10年前の成人式を振り返り、「一方的な話ですが……」と、少々言いづらそうに話はじめました。
舞香さんの地域では、地元のホールで成人式が執り行われた後、それぞれの中学校ごとに集まり二次会が行われます。舞香さんはこの日のために用意した、艶やかな振袖姿で式に参加。さらに二次会用にお気に入りのブランドで素敵なワンピースを新調していました。
舞香さんが気合を入れていたのは、中学時代の初恋の相手・小沢尚人くん(仮名)との再会を期待してのことだったそう。当時、中学校は同じ市内の別の小学校と合併するため、人見知りだった舞香さんは、自分から声をかけることができず、新しい友人がなかなかできませんでした。
「クラスのムードメーカーだった小沢くんは、分け隔てなくクラスメイト全員に話しかけてくれるタイプで、彼のことはすぐ覚えました」
人気者の小沢くんは優しいだけでなくさわやかな美形。しかも、成績も優秀で、入部したバスケットボール部では1年生にしてレギュラー入り。学級委員長に選ばれるなど、まるで漫画に出てくるような素敵な人だったそうです。
入学当初から小沢くんのことが気になっていた舞香さんでしたが、片思いをするようになったきっかけは、2学期の期末テスト。苦手だった数学の勉強を頑張ったおかげか、なんとテストで舞香さんが学年トップの点数をとったときのこと。先生に舞香さんの点数をクラスで発表されてしまい、うれしくも恥ずかしいと思っていたところ、休み時間に小沢くんが声をかけてきました。
「後から聞いたら小沢くんは総合で一番だったようなのですが、得意の数学で負けたのが悔しかったみたいで、『次は俺も本気出すからそっちも本気出せよ』と、宣戦布告されたんです。それからは勉強のこととか、他愛のないことも自然と話すようになりました」
2年生もたまたま同じクラスになり、いつの間にか小沢くんのことを好きになっていた舞香さん。しかし、舞香さんはあまり目立つタイプではなく、クラスの中心にいる小沢くんに自分の気持ちを伝えるなんて、とてもではありませんができなかったと振り返ります。
3年生になると別のクラスになってしまい、小沢くんが都内の有名私立高校に合格したと知ったのは、卒業を間近に控えた頃でした。結局、中学校卒業後、小沢くんとは一度も顔を合わせる機会がなく、成人式の日を迎えることになりました。