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極細ストローを添えた飲み物 どう飲むのが正解? 意外に知らないストローのマナー
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:和漢 歩実
音が鳴るのを防止するストローもある?
近年は環境面に配慮した素材のストローもありますが、音に配慮したストローもあります。たとえば、紙パック入り飲料に付いたストロー。音が鳴るのを防止するための工夫が施されているものがあります。「エチケットストロー」とも呼ばれ、ストローを伸ばしてよく見ると、溝のような縦筋が入ったタイプのものです。
通常は、パック入りの飲み物をストローから吸うと、パック内が真空状態になるため、口を離した際に、「ゴボゴボッ」と大きな音がしてしまいます。しかし、ストローに溝を作ることで、ストローとパックの間にわずかな隙間が確保できて、真空状態を防げます。これによって、音がしないというものです。
もし紙パック入り飲料を飲む際に、溝のないストローを使う場合は、ストローを差す際にそっと回すようにして差し込み口を少し広げておくと良いでしょう。ストローとパックの間に空気が入る隙間ができて、音を防げます。差し込み口を広げる際は、中身をこぼさないように気をつけてください。
(Hint-Pot編集部)
和漢 歩実(わかん・ゆみ)
栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾
