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日本とのルールの違いに仰天 海外でのバス旅 元添乗員が困り果てた「海外バスの常識」とは
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海外ツアーの移動手段として欠かせないのがバス。とくに、短い期間で各地をめぐる日本発の海外ツアーにおいては、大黒柱といっても過言ではありません。しかしながら、国が変わればバスのルールもいろいろ。世界50か国をめぐってきた元添乗員のAnaさんによる、困った「海外バスの常識&ルール」を紹介します。
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飲食は基本禁止! バス内では水のみOK

現地に到着して初めに添乗員からご案内するのが、バスのルール。シートベルトの着用はもちろんなのですが、次に必ずお伝えしたのが、バス内での飲食ルールです。
日本の観光バスでは、休憩で立ち寄るサービスエリアで売っている地元グルメやコーヒーなどを持ち込み、車内でゆったり味わう……などといういうのが普通の光景です。
ただ海外、とくにヨーロッパでは「バス内は水のみOK。その他の飲食は禁止」が基本です。休憩中に外でコーヒーを飲んでいて、空のカップを捨てる場所がなかったため席に持ち込んだだけなのに、「コーヒーを持ち込まないで!」とピシャッと注意されたこともありました。
とはいえ、これはドライバーさんによります。かなり厳しい方もいるのですが、「日本のお客さんはバスをきれいに使ってくれるから、食べてもいいよ」と特別にOKしてくれる方が大半。「日本人=きれい好きでマナーを守ってくれる」という印象がとても強いのです。日本のイメージは良いため、得することも多々ありました。