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「成長が遅いから、小学校入学を1年遅らせたほうが良い」と言われた人も 日本人ママがハワイの子育てで驚いた「早生まれ」事情とは
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日本でもよく耳にする「早生まれ」という言葉。アメリカでも、使われているのでしょうか? アメリカ・ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現地で2人の子どもを育てている46歳・主婦ライターのi-know(いのう)さん。アメリカの「早生まれ」に当たる7月生まれの息子さんがいます。そのためこれまでの育児を通して、ハワイでも「早生まれ」という言葉が頻繁に使われるのを知ったそう。そこで、第48回は「ハワイの早生まれキッズについて」です。
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ハワイでも「早生まれ」はよく耳にする
母になって約8年。これまで出会ったママ友たちとの会話で、頻繁に耳にしたワードは「早生まれ」です。トップ5に入ると言っても、過言ではないと思います。
「あの子(うちの子)は早生まれだから○○」という言葉を何度耳に、口にしたことでしょうか。どちらかというと、生まれた時期の違いから、成長や能力に少し違いがみられる場面で「早生まれ」という言葉が使われてきたように思います。
ハワイでも同様に、「早生まれ」という言葉はよく会話に出てきます。最近では、ハワイの入学シーズンである8月が近づいているためか、「うちの子は『早生まれ』だから、学年を1年遅らせる」というママさんがいました。また、「幼稚園の先生に『あなたの子どもは「早生まれ」で成長が遅いから、小学校入学を1年遅らせたほうが良い』とすすめられた」といった話も。
日本でもご存じの方が多いかもしれませんが、アメリカでは「早生まれ」の子どもは学年を1年遅らせて入学することができます。ハワイでいうと、6~7月生まれの子どもが該当します。そのため親は、子どもの成長具合を見ながら入学時期を検討するのが一般的です。
学年を遅らせる子どもは、全体の5%前後といわれています。しかし、6~7月生まれの子どもだけに絞ると、割合はもっと高いのではないかと思われます。
というのも、私の息子は7月生まれで「早生まれ」当事者。ハワイの小学校生活でこれまで3学年3クラスに在籍しましたが、6~7月生まれの子どもは圧倒的に少なく、息子はいつもクラスで最年少でした。