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「早生まれ」とリーダーシップは関係ある? 米企業CEOを調べた結果…子どもの成長に日本人ママが思ったこと
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「早生まれ」という概念は、日本だけでなくアメリカにもあるそうです。アメリカ・ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現地で暮らして10年以上になる46歳・主婦ライターのi-know(いのう)さん。ハワイで「早生まれ」にあたる息子さんを育てていて、感じることがさまざまあるそうです。第50回は「リーダーシップと息子の成長」について綴ります。
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アメリカの歴史に名を残したCEO 「早生まれ」はいる?
私の息子は、今年の夏で小学3年生になります。ハワイでは8月から新学年がスタートするため、7月生まれの息子は「早生まれ」。そのため「早生まれ」という言葉を、これまでよく耳にしてきました。
相対年齢に関する研究はさまざま行われています。日本では、プロの野球選手やサッカー選手に4月生まれが多いこと、学力や将来の年収にも差が出ることはよく知られているでしょう。
アメリカにも「アメリカの大企業のCEOには、9~12月生まれの人が多い」という研究結果があるそうです。つまり、リーダーシップがある人は、学年のなかで相対年齢の高い人が多いという意味だと解釈できます。
そこで、歴史に名を残したアメリカ企業CEOの誕生日を調べてみることにしました。ドナルド・トランプ(トランプ・オーガナイゼーションの元会長・社長)、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者・元CEO)、スティーブ・ジョブス(アップル創業者・元CEO)、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創業者・現会長兼CEO)、ティム・クック(アップル・現CEO)、メアリー・バーラ(ゼネラルモーターズ・女性初のCEO)の6人です。
結果として、6人のうち3人が相対年齢の高いグループに。そして、ほか3人が真ん中あたりのグループであるとわかりました(※注:アメリカは、学年の区切り方が、年代や州によって異なる場合があります。また、人によっては1年遅れで入学した場合や、1学年の区切りを独自に設けている私立小学校に入学した可能性もあります)。