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“土地転がしアナ”と呼ばれて 総資産4億円超の女性投資家 その裏の努力とこだわり

公開日:  /  更新日:

著者:芳賀 宏

次の目標は資産10億円 投資の未来と初心者へのアドバイス

櫻井さんの2棟目となった物件【写真提供:櫻井知里】
櫻井さんの2棟目となった物件【写真提供:櫻井知里】

 そんな櫻井さんの次なる目標は、2035年までに資産を10億円まで増やすこと。当初は7年後くらいを考えていたそうですが、「(昨年の)アメリカのトランプ大統領の就任で、なかなか先が読めない状況になりました。今はなかなか攻めの投資は難しい時期だと感じています」と分析し、10年後に設定することにしました。

 日本では、お金の話をするのが、どこかはばかられるところがあるのも事実でしょう。櫻井さんもかつては「2015年から2017年くらいまでは、中学校や高校の同級生に投資の話をすると“引かれた”というか。ある種、タブーだったようなところはありましたね」といいます。

 そんな投資に対する見方は、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった2020年以降、変わってきたと感じているそうです。

「投資したいという人も増えているし、私が始めた頃に比べたら性別で分けられることもなく、平等です」

 ただ、新たに始めたい人には「詐欺や危険な話も増えているので、騙されないように、勉強もしてほしい」とアドバイスを送ります。

 アナウンサー×不動産投資家として忙しい日々ですが、息抜きはどうしているのでしょうか? そう聞いてみると、少し考えて「最近、韓国を旅行しました。ただ、やっぱり投資が好きなんですよ。本当に投資のことばかり考えていて、物件を見に行ったりしてしまいます」と話す姿は、投資家として充実した人生を満喫しているように見えます。

(芳賀 宏)