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「職場の敷地内でこの子と出会った 命と愛をつないでいく」 予期せぬ形で生まれた子ねことの運命 保護の葛藤に「本音」を語った理由とは
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小さな命との出会いは、予期せぬ形でやってきます。職場の敷地内で、娘が1匹の子ねこを保護。自宅で安心しきった表情で眠る愛らしい子ねこは、多くの人の心を温かくしました。X(ツイッター)で1万件もの“いいね”を集めた投稿について、投稿者さんに詳しいお話を伺いました。
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職場の敷地で出会った子ねこ 優しさでつながった命に感動の声
「職場の敷地内でこの子と出会った 命と愛をつないでいく」
そんなコメントとともに投稿された写真には、1匹の子ねこが写っています。白い敷パッドの上で、まるでカタカナの「ヒ」のような体勢で気持ち良さそうに寝息をたてている様子。その表情からは、安心しきっているのが伝わってきます。
この投稿がXに公開されると、1万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「かわいい 3頭身時代」「ご縁ですね!」「天使かよぉ」「元気に育ってね~」などのコメントが寄せられ、多くの人が心を奪われています。
夜勤明けの娘さんが保護 足元で眠る姿に安堵

天使のような寝顔を見せたのは、推定生後1か月の男の子「ぴっぴ」くん。6月に保護され、投稿者さんのおうちで暮らしています。
「夜勤明けの娘が仕事を終え、駐車場を歩いていたところ、ダンボール箱に入って鳴いているねこがいたそうです。周囲には、職員さんが数名いらっしゃって、みんなで話し合った結果、私の娘が保護させていただくことになりました」
娘さんはぴっぴくんを車に乗せ、そのまま動物病院へ。仕事中だった投稿者さんも状況を聞き、仕事を早退して動物病院に駆けつけました。
診察後、帰宅したぴっぴくんは、ごはんを食べてお腹を満たすと、投稿者さんの足元でぐっすりと眠りました。その愛らしい姿を記録に残そうと撮影されたのが、話題になった写真です。
「保護当日の写真です。もし、飼い主さんがいれば……見てくだされば……という思いもあり、Xへ投稿しました」
目を覚ましたあとも、ぴっぴくんは投稿者さんや娘さんから離れようとしなかったそう。「とても人懐っこく、遊ぶ元気もあり、ぴっぴの要求を探るべく私たちも理解しようと必死です」と、投稿者さんは目尻を下げます。
ぴっぴくんは保護から3日経つとミルクを卒業し、カリカリをふやかしたごはんを1日3回食べるように。たくさんおもちゃで遊び、キャットタワーの中で寝るほど、新しい環境にもすっかり慣れているようです。
