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「結婚をしたくないわけではない」 事実婚を選んだ女性経営者が感じる、アイデンティティとキャリアを守る「選択的夫婦別姓」の必要性
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経営者として、沖縄県の魅力を伝える観光ツアーを主催する宗像愛さん。互いのアイデンティティを大切にするため、パートナーとの「事実婚」を選択しました。さまざまな結婚や家族の形がある昨今。将来的な選択肢、また、同じような生き方を模索する女性へのアドバイスも伺いました。
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事実婚を選び、経営者としてメリットだと感じたこと
事実婚の選択をした宗像さんは、パートナーと2023年に新しい生活をスタートしました。昨年1月に生まれた子どもと3人で暮らしています。事実婚という結婚の形については「乗り越えるべきことが多いかなと思っています」と正直な心境を明かしますが、それでも、選んだ道が間違いではないと信じています。
旧姓をビジネスネームとして使うこともできますが、宗像さんは経営者という立場上、行政や法的な手続きを一からやり直すことは負担が大きいため、それを避けられるという点は大きかったそうです。
「個人事業主にしても、会社に属している方でも、自分の名前で仕事をしていますよね。私の場合なら『沖縄県で観光の仕事をしているムナカタ』といったら自分のことだと思ってくれます。『ムナカタに頼んだからできたよ』とか『ムナカタの名前が挙がっているからこのプロジェクトは安心』と言ってもらえたり。私自身は何も変わっていないのに違う名字になっていたら、また新たに始めなくてはいけないと障壁になったのではないでしょうか」