Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

海外ニュース

「5分以内でお願いね」 アメリカで課せられた、清潔好きな日本人にはちょっとつらい厳しいルールとは

公開日:  /  更新日:

著者:Yo

ママは何分で浴びる? 驚きのタイム

 ホストファミリーのルールは普通なのでしょうか。カナダ出身の先生は「5分!? それはちょっとおかしいわね。5分は絶対に無理よ」と驚きつつ、「私は髪をしっかり洗いたいから」と笑顔で回答。ただ、近くで同じようにホームステイをしているスイス人の男子生徒は「うちも最初に7分と言われた。Maxで10分だって」と教えてくれました。

 とはいえ、物価の高さで有名なスイス。「同じくらい高いから、僕はとくに問題だと思わないよ。スイスでは20分くらい浴びるときもあるけど、7分でも余裕さ」と涼しい顔をしていました。

 猛スピードで浴びても、7分は厳しい。しかし、ルールを重んじる日本人として守らねば。そう誓い、最初に全身を濡らしたあと、シャワーを止めて頭、体を洗って一度流し、リンスと洗顔をして再び流すスタイルにしました。着替えまですべて終え、浴室を出るまで10分ほど。シャワーの使用時間は7分もないのでギリギリセーフと、勝手に決め込みました。

 それより、ママはどうなのでしょう。自分だけに課せられたルールでは? 筆者の部屋はシャワールームの隣にあり、毎晩、水の流れる音が自然と聞こえるので、失礼を承知で計ってみました。

 結果、ママのシャワータイムはなんと5分。しかも体を拭いたり、着替えたりする時間もすべて含めてです。お見それいたしました。黒人で髪の毛が“ベリーベリーショート”とはいえ、ほぼ流すだけ? の習慣に驚きです。一応、バスタブもありますが、滞在1か月の間に使用された雰囲気はありません。

 食事も何もかもが高く感じるアメリカ生活。引き続き、発見したものをお伝えできればと思います。

※1ドル=約147.6円で換算(2025年7月22日現在)。

(Yo)

Yo(ヨウ)

新聞社に5年、ネットメディアに6年勤め、スポーツを中心に取材・執筆・編集活動をしたのちに退職。30代半ばでアメリカ・ロサンゼルスに拠点を移した。大学時代はバックパッカーとしてアジア、南米を放浪。仕事を含めて20か国近く訪れたものの、意思ばかり伝えてリスニングが苦手な一方通行イングリッシュに終止符を打つべく、英語習得にも励んでいるところ。