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からだ・美容

間違ったケアで痕が残ることも…知っておきたい、日焼けケアの“NG” 皮膚科専門医が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:神島 輪

日焼け後の肌はどうケアすれば良い?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
日焼け後の肌はどうケアすれば良い?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 夏本番を迎え、容赦なく降り注ぐ紫外線。うっかり日焼けして、肌がヒリヒリする人も多いのではないでしょうか。実は、日焼け後の肌はとてもデリケートな状態のため、間違ったケアをしてしまうと、ダメージを悪化させてしまうことも。そこで、日焼け後のスキンケアにおける“OK”と“NG”について、皮膚科医の神島輪先生に詳しく伺いました。

 ◇ ◇ ◇

日焼けはやけどの一種

 日焼けは、皮膚が熱傷(やけど)を負った状態です。赤くなる「サンバーン」と、黒くなる「サンタン」に分けられます。このうち、冷やすケアが有効なのは、炎症を起こして赤くなっているサンバーンです。

 肌を冷やす際は、布に包んだ保冷剤や冷やしタオルを使いましょう。また、肌が赤いときの“NG”なケアにも、気をつけてください。

○飲酒する
 日焼け後、肌がピリピリしているときに飲酒すると血流が良くなり、ますます痛みを感じやすくなります。肌に炎症がある間は、飲酒を控えましょう。

○冷房をガンガンにかける
 肌がほてっているからといって冷房を強くしても、日焼けの症状が改善する効果はありません。必要以上に肌を冷やすことで、かえって乾燥を進めてしまう可能性もあります。

○冷却シートで冷やす
 発熱時などに体温を下げるための冷却シートは、使わないようにしましょう。肌に直接貼りつくことで刺激になったり、成分によってかぶれたりする可能性があるので避けてください。

○メイクをする
 赤くピリピリと炎症を起こしている肌は、非常に敏感です。メイクは肌に負担をかけるため、なるべくしないほうが良いでしょう。しっかり保湿することを優先してください。

○タイトな服やアクセサリーを身につける
 赤く日焼けした肌は、少しの摩擦でも刺激になります。肌へのこすれが少ない、ゆったりとした服装を選び、アクセサリーも肌に直接触れないよう注意しましょう。

○熱いお湯に浸かる
 日焼けした部分のやけどの状態が悪化する可能性もあるため、熱いお湯に浸かることは避けましょう。シャワー浴にするか、ぬるま湯での入浴にとどめてください。

○皮を自分でむく
 日焼けが落ち着くと、肌の代謝によって皮がめくれてくることがあります。しかし、自分で無理にむいてしまうと痕になりやすいため、注意が必要です。むかずに保湿をしっかり行い、自然にはがれ落ちるのを待ちましょう。