からだ・美容
間違ったケアで痕が残ることも…知っておきたい、日焼けケアの“NG” 皮膚科専門医が解説
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教えてくれた人:神島 輪
知っておきたい“OK”ケア
普段よりも敏感になっている、日焼け後の肌。適切なケアとは、どのようなものなのでしょうか。
○優しくしっかり保湿する
日焼け直後の肌は水分が失われ、非常に乾燥しやすい状態です。ワセリンなど、肌への刺激が少ない保湿剤でしっかり保湿してください。化粧水が肌にしみる場合は、無理な使用を避け、刺激の少ない保湿剤を優先しましょう。
○水分補給を十分に行う
日焼けは体の水分も奪います。体の内側からも回復を促すために、十分に水分をとることを心がけてください。
○肌の回復を助ける栄養素をとる
日焼けでダメージを受けた肌の回復には、特定の栄養素が役立ちます。ビタミンC、E、Aは肌の回復に大切な成分なので、これらを含む食品を積極的にとりましょう。
自宅でのスキンケア、正しい順番は?
日焼け後に大切な保湿。正しい順番で行うことで、効率的にケアをしたいものです。自宅にあるスキンケアアイテムを使用する際は、以下の順番がおすすめです。
1. 化粧水で、肌に水分を与える(肌にしみる場合は無理に使わず、次のステップへ)
2. 乳液で水分と油分をバランス良く補給し、肌をやわらかく整える
3. もしあれば、ワセリンなどの油分でさらに保護膜を作り、肌の乾燥を防ぐ
ポイントは、サラサラとしたテクスチャーのものから、こってりとしたものへと順番に使用することです。
すでに日焼けしてしまった部分は、肌が元に戻るまで継続的なケアが重要です。保湿をしっかり行い、肌のバリア機能を保ちましょう。また、外出時には必ず日焼け止めを外用し、さらなる紫外線のダメージから肌を守ってください。
日焼け後の肌は、適切なケアをすることで回復が早まります。まだまだ厳しい暑さが続きます。ご自身の肌を大切にケアしてあげてくださいね。
(Hint-Pot編集部)
神島 輪(かみしま・りん)
東京女子医科大学卒業後、同大学病院皮膚科入局。その後、主に美容皮膚科クリニックでキャリアを積んだのち、2019年に水道橋ひふ科クリニックを開院。専門は皮膚科、美容皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科。アトピー性皮膚炎やニキビに悩んだ自身の経験から、患者に寄り添った治療をモットーとしている。
