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アメリカのバレンタイン事情 親戚から夫婦間まであらゆる人に愛を表現する日 LA在住日本人女性が綴る

公開日:  /  更新日:

著者:小田島 勢子

アメリカのバレンタインデーは「告白する日」ではない

旦那氏にプレゼントしてもらったムスカリと手作りのカッティングボード【写真:小田島勢子】
旦那氏にプレゼントしてもらったムスカリと手作りのカッティングボード【写真:小田島勢子】

 さて、国は変わってアメリカのバレンタインデー。日本のバレンタインで育ってきた私は、初めての光景にカルチャーショックを受けました。

 2月14日当日、道ですれ違う花束を持った男性、公園には赤とピンクの風船を持った小さな子ども達。海辺でプロポーズする男性と指輪を受け取る女性、そしてそれを祝福する偶然その場にいた見知らぬ人。そして就学する子どもたちを持つ今、新たに体験する学校のバレンタインの行事……。

棚一面に並ぶバレンタインカード。心躍るデザインが盛りだくさん【写真:小田島勢子】
棚一面に並ぶバレンタインカード。心躍るデザインが盛りだくさん【写真:小田島勢子】

 ここアメリカでは、バレンタインは愛を表現する日。そして多くの場合、男性から女性へおもてなしがあります。夫から妻へ、彼から彼女へ。または、これからお互いの関係を築く相手同士も、花束や、ワイン、ぬいぐるみやチョコレートのプレゼントをしたり、ディナーに行くことも一般的です。

 さらに、親戚や家族同士でカードを送りあう習慣も昔からあるそうで、この時期のお店では、棚一面にバレンタインカードが並んでいます。