からだ・美容
「早く入って」はNG 入浴を嫌がる家族との接し方 気持ち良くお風呂に入ってもらう方法とは
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自宅でできる工夫

入浴がスムーズに進むよう、自宅でも工夫ができます。たとえば、手すりの設置や、浴室の温度管理を行うことなどです。
・手すりや踏み台の準備
安全に入浴をサポートするために、手すりを設置したり、踏み台を使ったりすることで、浴槽への出入りがしやすくなります。
・シャワーチェアや滑り止めマット
シャワーチェアを使うことで、座りながらの入浴が可能になります。滑り止めマットを敷いて、転倒防止にも役立ちます。
・浴室の床を温める
入浴前に浴室の床を温めておくと、冷たい足元に不安を感じることなく、リラックスして入浴できるかもしれません。
ひとりで抱え込まないで
介護の苦労は、なかなか人に話すことができず、不安や孤独感を覚えることも。青木さんは次のようにアドバイスをします。
「介護は、決してひとりで抱え込むべきではありません。焦る気持ちから、厳しい言葉をかけてしまうこともあるかもしれませんが、時間をかけて、お互いに気持ちを落ち着けることが大切です。また、専門職のサポートを利用することで、負担を軽減できることもありますよ」
◇青木志おり(あおき・しおり)
アースサポート株式会社拠点リーダー。老人ホームで介護のキャリアをスタート。結婚後、訪問介護へ転職するも、出産を機に退社。子育てがひと段落した2009年、再び介護の現場へ復帰し、アースサポートにて訪問介護ヘルパーとして活躍。その後、サービス提供責任者、事業管理者を経て、2012年に全国で20名弱しか認定されていない「訪問介護アドバイザー」に就任。13年にわたり訪問介護の専門家として尽力し、現在は拠点リーダーとして活躍している。自身の祖母を介助した経験もあり。
アースサポート株式会社拠点リーダー。老人ホームで介護のキャリアをスタート。結婚後、訪問介護へ転職するも、出産を機に退社。子育てがひと段落した2009年、再び介護の現場へ復帰し、アースサポートにて訪問介護ヘルパーとして活躍。その後、サービス提供責任者、事業管理者を経て、2012年に全国で20名弱しか認定されていない「訪問介護アドバイザー」に就任。13年にわたり訪問介護の専門家として尽力し、現在は拠点リーダーとして活躍している。自身の祖母を介助した経験もあり。
(Hint-Pot編集部)