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「アボカドだけ毎日死にかけている」 投稿から1年…自家栽培の実態に驚きの声 「食い尽くし系じゃんw」
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身近な食品のひとつ、アボカドの栽培に挑戦してみたら、予想以上に大変だった。そんな体験談がX(ツイッター)で2.4万“いいね”を集めて話題になっています。投稿したのは、園芸店で働きながら自宅でもアボカド栽培を楽しんでいる方。実際に育ててみてわかったこととは、なんだったのでしょうか。投稿者の残業大可汗(マールス・カガン)(@kimovoticus2)さんにお話を聞きました。
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栽培には大量の肥料と水分が必要なアボカド
園芸店で働いている投稿者さんは、自宅でも家庭菜園を楽しんでいます。昨年7月、「アボカドだけ毎日死にかけているのを見ていると、肥料と水分を食い過ぎるので環境破壊だと南米では真面目に問題視されているらしいことを実感する」と投稿し、話題に。
実際、アボカド1キロを生産するには約2000リットルもの水が必要とされ、主要産地のチリやメキシコでは水不足や森林伐採が深刻化しています。投稿には一枚の写真が添えられ、元気がなくしおれぎみのアボカドの苗に、一生懸命に水やりをする様子が写っていました。
今年8月にはその投稿を引用して、「育てていて『コイツ燃費悪すぎだろ……』とは思う、アボカド」とコメント。大切に育て続けていても、なかなか実を結ばないアボカドへの率直な思いが綴られています。
この投稿には2.4万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「食べると太ると言われるけど、さすがそれだけのエネルギーを蓄えているんだなぁと」「アボカドは栄養たっぷりだから育てるのにいろいろ量が必要なのはわかります」「アボカドって食い尽くし系じゃんw」「でもおいしいんだよなぁ」など、さまざまな声が寄せられています。
アボカド栽培を始めたきっかけは「もったいない精神」から
投稿者さんがアボカド栽培を始めたのは、身近な理由からでした。「生ゴミに捨てていたアボカドの種子を発芽させられると知って、苗を買うと高いので自分でやってみようと戯れに始めたものです」と振り返ります。
現在、育てているアボカドは3本で、「種から育てたものは当該ポストにあるもので、ほかの2本は園芸店で購入した品種になります」とのこと。驚くべきは、投稿者さんの栽培規模の大きさです。
「ほかに育てている植物については数えたことがないですが、細かい品種も含めると100種以上は栽培しているはずです。500鉢以上でしょうか。栽培ジャンルは多年草や樹木を中心に、多肉植物や着生植物、果樹、野菜など、水草以外はだいたいやっているかと思います」
