話題
「アボカドだけ毎日死にかけている」 投稿から1年…自家栽培の実態に驚きの声 「食い尽くし系じゃんw」
公開日: / 更新日:
アボカド栽培に込めた、園芸の普及への思い

多種多様な植物を育てている投稿者さんだからこそ実感するのが、アボカドの水と肥料の消費量の多さです。
「現在はアボカドが生まれて3年程度の苗であることから、肥料はほかの植物とあまり変わりません。ただ、水の量は2~3倍くらいでしょうか。苗のサイズに比べて大きめの鉢に植え、風通しの良い明るい日陰に置いて水分が抜けづらいように工夫している感じです」
若い苗のうちから大量の水が必要ということから、アボカドが南米で環境問題として議論される理由を、身をもって痛感している投稿者さん。ただ、これほどまでに手間のかかるアボカドを育て続けるのには理由があります。
「なんと言っても見慣れない植物を簡単に育てることができる、という点ではないでしょうか。前述しましたが、アボカドの苗そのものは国内でも流通していますがまだ高価なので、家庭で消費したアボカドのゴミになる部分である種子を使って、苗を育てることができるというのは大きな魅力だと思います」
さらに、「温暖化の影響で関東くらいであれば一年中野外で栽培することもできる点も魅力だと思います。水や肥料、サイズの問題はもちろんありますが……」と、気候変動の予期せぬ恩恵についても言及。「こういうところから、園芸に関心をもってくれると良いな、とも思います」と、園芸の普及への願いも込めています。
収穫への道のりはまだ遠く…
気になる実の収穫については、まだ先の楽しみになるそうです。
「まだ若すぎて花が咲いたこともないのでこちらについてはありません。想像になりますが、ペルー産の『ハス』という品種(国内で一般的に売られているものです)の種子から育てたものになるので、それほど変わらないものができると思います」
一方で、新たな挑戦もスタートしています。実は、8月頭にいくつかのアボカドの種を発芽させようとチャレンジしています。
「まだ完全に発芽はしていませんが、発根は始まっています。そろそろ写真を投稿しようかと思っていたところでした。おそらく成功すると考えています」
アボカドを通して、改めて園芸の楽しさを見出した投稿者さん。こうした植物への愛情は、園芸の輪を広げる活動にもつながっています。「三溪園皐月会」という盆栽会にも所属しており、毎年1、2、5月に展示会を開催しています。盆栽の展示のほか、即売会も併せて開催しており、自家生産した植物を販売しているそうです。
(Hint-Pot編集部)