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コロナ禍を乗り越えた親子の情熱 幼稚園時代から始めた小学6年生のサッカー自由研究にサポーター感動「素晴らしい体験」「日本版映画みたい」
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地元にチームがないことから始まった冒険

なぜこの研究を公開したのかKawauchiさんに尋ねると、明確な信念を持った答えが返ってきました。
「小学生の自由研究とはいえ『研究』ですので、研究成果・結果は内部でとどめず、公開することで、社会の何かに役に立てるべきと考えました」
この壮大な「研究」のきっかけは、Kawauchiさん自が持つスポーツへの愛にありました。息子さんがスタジアムを訪れるようになったのは、ごく自然な流れだったといいます。
「父親の私がもともとスポーツ好きで、スポーツ観戦が好きなこともあり、息子に『Jリーグ観戦に行ってみよう』と言ったのが発端です。我が家は東京の東側が住まいで、地元にJリーグチームがなかったことから、関東でJ1・J2・J3問わず、最初はいろいろなスタジアムへたまに行くようになりました。いわゆる『特定のチームを決めないJリーグサポーター』。そのなかで、だんだん贔屓の推しチームが決まってきて、横浜F・マリノスのサポーターになったという感じです」
地元にチームがないという、一見ハンディに思える状況がに思える状況が、逆に全国のスタジアムをめぐる冒険の始まりになったのです。
印象深いスタジアム体験 街とスタジアムが一体となった感動

6年間で数多くのスタジアムを訪れた親子にとって、とくに印象深かった場所を聞きました。
「サポーターである横浜F・マリノスのホームである日産スタジアムは、一番通いますし、一番印象があります。最大で7万人以上を収容する日本最大のスタジアムです。座席も広く快適で、敷地が広くイベントも充実しておりエンタメとしてとても快適です」
印象的なスタジアムはほかにも。
「最近新しく建築された『サッカー専用スタジアム』が素晴らしいです。とくに広島と長崎は、街の中心部に街中スタジアムとして建築されていて、スタジアムと街が一体になっていて非常に印象深く、息子も『日本中にこのようなスタジアムが増えたら素敵』とよく話しています」
小学生の息子さんも、単なる観戦を超えて、スタジアムと地域の関係性まで考察するほどの深い視点を持つようになったのです。
