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「ほかの子にバカにされるから」 ハワイ育ちの子どもたちが周囲に秘密にしている意外なこととは
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“誰推しか”で盛り上がるハワイの子どもたち

アメリカにおいてのK-POPといえば、不動の人気を誇るBTS。そして、昨年から今年にかけては、BLACKPINKのROSE&ブルーノ・マーズによる「APT.」が大ヒットしました。
アメリカのポップシーンはいまや、韓国アーティストが大きな存在感を放っています。私が住んでいる片田舎で開催された盆踊り大会では、日本語バージョンの「APT.」に合わせて、老若男女のロコ(地元民)が盆踊りをしていました(笑)。
さらに、K-POP人気を裏づけるのは、アメリカの国民的ファストフードであるマクドナルドで、BTSメンバーのアイデアが反映された「BTSミール」が販売されたこと(2021年)。最近では、BTSメンバーの小さなフィギュア付きのハッピーミール(※日本での同等商品名は「ハッピーセット」)が登場しました。
娘のクラスメイトが、ランチにそのハッピーミールを食べていて(注:ハワイの小学校では、2.5ドルを都度払って学校給食を食べるか、自宅から弁当などを持ってくるか選べます)、女子の間で「どのメンバーが好き?」という話題で盛り上がったそうです。ちなみに一番人気はジョングク、次いでジミンとのこと。
そういえば私も小学生の頃、光GENJIの中で誰が好きかという話題で、友達と盛り上がったなぁ……。
思い返せば、当時はテレビを通じてエンタメに触れていました。しかし現在は、ハワイの子育て世帯のほとんどが「家に帰ったら、まずネットフリックスを観る」という時代。
日本では、アニメや教養番組など、子どもが楽しめる地上波の番組はまだまだ多いと思います。しかし、ここハワイにおいて私の周りのロコキッズは、地上波の子ども番組をほとんど観ません。
こちらの地上波で放送されているのは、世界中で愛され続けている大人気アニメや、実写とアニメを組み合わせた野生動物の特性を紹介する教育番組などです。知識や教養が得られる番組が多いのですが、ロコキッズいわく「地上波の子ども番組はつまらない。幼児が観るもの」という位置づけだそうです。
我が子は地上波の子ども番組をよく観ていますが、「ほかの子にバカにされるから、地上波の子ども番組を観ていることは秘密にしている」と言っていました(笑)。
今回、「KPop Demon Hunters」の人気に乗り遅れた我が子を見て、「やはりネットフリックスと契約したほうが良いのだろうか……」と悩むところです。
(i-know)
