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「先に行ってしまうお客さんも」「3時間待っても笑顔でハッピー」 万博で働く外国人スタッフが驚愕 日本人来場者だけが見せた驚きの行動とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

長蛇の列でも笑顔を絶やさない

ルクセンブルクパビリオンのルナさん【写真:Hint-Pot編集部】
ルクセンブルクパビリオンのルナさん【写真:Hint-Pot編集部】

○「すごく我慢強くて本当にすごい」 ルクセンブルク人が驚き 万博会場で感動した日本人の行動とは

 ルクセンブルク出身のルナさんが驚いたのは、日本人の我慢強さでした。

「日本人は、すごく我慢強くて本当にすごい。ルクセンブルク館へ入るのに3時間並んでも、みんな笑顔でハッピーで出ていくもの」

 ルクセンブルク館は人気が高いパビリオンのひとつで、数時間待つことも珍しくありません。また、閉幕が近づき、来場者が続々と増えている今ではルクセンブルク館に限らず、万博会場の各所で行列ができているそうです。

「もちろん時と場合によるけれど、ルクセンブルクだと、5人並んでいたらなんかイラッとしているし、アンハッピーな感じを全面に出してくる」

 少人数の列でも不満の声が出やすい環境で育ったルナさんにとって、長蛇の列でも順番を守り、周囲に配慮しながら待つ日本人の姿は新鮮に映ったようです。

文句を言わず笑顔で入場する姿に感動

ポルトガルパビリオンで働く、セルビア人のマーシャさん【写真:Hint-Pot編集部】
ポルトガルパビリオンで働く、セルビア人のマーシャさん【写真:Hint-Pot編集部】

○「どのくらい待つかわからないほどだった」 ポルトガル館スタッフが万博で見た光景 感動した日本人の行動とは

 セルビア出身のマーシャさんは、ポルトガルパビリオンでスーパーバイザーとして働いています。マーシャさんが最も驚いたのは、開幕当初の混雑した状況での出来事でした。

「プレオープンのようなトレーニングで3~5万人の対応をしたけれど、開幕初日は10万人くらいだったから、列が長くなってしまって……。今ではどのくらいの時間がかかるかわかるけれど、その頃はどのくらい待つかわからないほどだったの」

 閉幕まであと1か月となった9月に入ってからは、全体入場者が21日連続で20万人を超える人気ぶりの大阪万博。今でこそ混雑が当たり前のようになりましたが、開幕当初の混乱は想像にかたくありません。

「日本人は3時間待つとわかっていても、実際に長く待ったあとでも、パビリオンに入るときには文句も言わず、笑顔で入ってくれる」

 マーシャさんはこの体験を通じて、日本人の国民性の素晴らしさを実感したそうです。万博という国際的な舞台で、各国から来たスタッフたちが目の当たりにした日本人の行動パターン。集団の調和を重んじる姿勢や、長い待ち時間でも笑顔を絶やさない忍耐強さが、外国人の目には新鮮で感動的に映ったようです。

(Hint-Pot編集部)