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想定年収600万円→実際は300万円台… 理想と現実の厳しいギャップ 1985年生まれ1000人のアンケートで浮き彫りになった経済事情
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「40歳になったら年収600万円くらいはあるだろう」「貯蓄として1000万円以上貯まっているはず」──。20代の頃、多くの人がそんな理想を描いていたのではないでしょうか。しかし、実際に40歳を迎えてみると、想定していたものと現実には大きなギャップがあることが明らかになりました。ヒューマンホールディングス株式会社が実施した「40歳のキャリア実態と『なりたい自分』意識調査2025」では、1985年生まれの働き盛り世代のリアルな実情が浮き彫りになっています。
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1985年生まれを調査 40歳の年収は
ヒューマンホールディングス株式会社は2025年5月19日~20日、ヒューマングループ創業40周年を記念して、企業や組織・団体に勤務する1985年生まれの男女1000名(男性500名・女性500名)を対象に、インターネット調査を実施しました。
まず、「20代のときに想定していた40歳時点の年収額」と「現在の年収額」を比較した設問を見てみましょう。
【20代のときに想定していた40歳時点の年収額】
1位「500万円~600万円未満」(25.8%)
2位「400万円~500万円未満」(19.8%)
3位「600万円~700万円未満」(12.7%)
【現在の実際の年収額】
1位「300万円~400万円未満」(21.9%)
2位「200万円~300万円未満」(16.6%)
3位「500万円~600万円未満」(16.1%)

最も多くの人が想定していた年収額は「500万円~600万円未満」でしたが、実際の年収で最も多かったのは「300万円~400万円未満」。約100~200万円のギャップがあることが明らかになりました。働き盛りの40歳世代が、想定よりも厳しい経済環境に直面している実態がうかがえます。
