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想定年収600万円→実際は300万円台… 理想と現実の厳しいギャップ 1985年生まれ1000人のアンケートで浮き彫りになった経済事情
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貯蓄額はさらに深刻 想定の10分の1以下という現実も
年収額以上に深刻なのが貯蓄額の差です。「20代のときに想定していた40歳時点の貯蓄額」と「実際の現在の貯蓄額」を見てみると、その乖離の大きさに驚かされます。
【20代のときに想定していた40歳時点の貯蓄額】
1位「1000万円~1500万円未満」(17.6%)
2位「500万円~600万円未満」(13.4%)
3位「400万円~500万円未満」(10.3%)
【現在の実際の貯蓄額】
1位「1万円~100万円未満」(16.6%)
2位「1000万円~1500万円未満」(9.7%)
3位「0円」(9.1%)

想定では「1000万円~1500万円未満」が最も多かったのに対し、実際には「1万円~100万円未満」が最多という結果に。さらに「貯蓄が0円」という回答は9.1%と3番目に多く、40歳を迎えた世代の厳しい経済状況が浮き彫りになりました。
20代の頃に抱いていた理想と、実際の40歳時点での経済状況に大きな隔たりがあることが、今回の調査から明らかになっています。背景には、長引く経済の停滞や物価上昇、教育費の増加、実質賃金の伸び悩み、社会保険料の引き上げなど、さまざまな要因が考えられます。
(Hint-Pot編集部)