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「もうリュウグウノツカイやん」 10分の格闘で釣り上げられたドラゴンタチウオ 2メートル超えの大物に衝撃「今年の堂々第1位」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

“大物”を釣り上げた男性【写真提供:錦江湾 海晴丸(@JHENDlrzigArnEL)】
“大物”を釣り上げた男性【写真提供:錦江湾 海晴丸(@JHENDlrzigArnEL)】

 近年、人気が高まるタチウオ釣りも、シーズンは終盤に差しかかっています。鹿児島県錦江湾では、150センチ以上のタチウオを「ドラゴンタチウオ」と呼び、憧れの的です。そんな巨大なドラゴンタチウオを狙う遊漁船(釣船)「海晴丸」。公式X(ツイッター)アカウント(@JHENDlrzigArnEL)で、なんと2メートル超えの“大物”が釣れたことが報告され、話題を呼んでいます。釣り上げたのは、鹿児島県鹿屋市在住の男性。船長の中田清治さんと男性に、当時の状況を詳しく伺いました。

 ◇ ◇ ◇

まさかのヒットに衝撃

 男性が海に出たのは、3日の午後6時。海晴丸は港を離れ、わずか5分でポイントに到着しました。水深はおよそ80メートル。タチウオが潜むとされる海面下50メートルに狙いを定め、釣りが始まります。

 アジやカマスなどは釣れるものの、開始から2時間が経過しても、本命のタチウオからの反応はまったくありませんでした。

 しかし、午後9時頃に状況が一変します。周りの同乗者の竿に次々とアタリがあり、船内は一気に騒がしくなりました。このタイミングで、男性の竿にも待望のアタリが訪れたのです。

 ところが、そのときのアタリは、穂先を少し突き上げるような小さなもの。男性は「まさかドラゴンがヒットしたとは思っていませんでした」と振り返ります。竿先が押さえ込むように入ったタイミングで、とっさにアワセを入れました。

「巻き始めはそんなに大きいと思っていませんでしたが、途中から、巻いても巻いても上がってこなかったんです。上がるどころか、逆に糸が出ていってしまいました」

 異変に気づいた中田船長から「それドラゴンだよ!」と告げられると、我に返り、バラさないように慎重にやりとりを続けました。