「でっかい！　でっかい！」　“大物”に大興奮

　約10分間の格闘の末、ついにその姿が海面に現れました。漆黒の闇の中、銀色に輝きながら姿を現したドラゴンタチウオに、男性は思わず「でっかい！　でっかい！」と叫んでしまったといいます。

　中田船長がギャフで無事に船内へ取り込み、計測してみると驚きの結果が。なんと体長202センチ、重さ6キロを超える“大物”でした。夢の2メートル超えを達成し、「思わず『よっしゃー』と声が出てしまいました」と大興奮だったようです。

「ドラゴンきました！」とのコメントとともに、銀色に鈍く光るドラゴンタチウオを掲げる男性の写真がXに投稿されると、6000件を超える“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「すごい。すごすぎます」「こんなドラゴンおるんや」「これだけ大きいと怖いですね」「もうリュウグウノツカイやん」といった声が上がっています。

今年釣れたサイズで堂々の第1位

　男性の釣り歴は、磯釣り40年、船釣り7年。ドラゴンタチウオに魅了されて、タチウオ釣りを始めて3年目です。これまでにも「指6～7本サイズは釣ったことはありますが、こんなドラゴン級は初めてです」とのこと。

「今年も何回か通い、やっと念願のドラゴンが釣れて本当に感激しましたが、それも2メートル超えの“神龍”。釣り人生のなかでも忘れられない、メモリアルデーになりました」

　中田船長によると「202センチという記録は、今年釣れたサイズで堂々の第1位」とのこと。また、2メートルを超えるサイズはまれで、年に数匹程度、ましてや6キロを超えるドラゴンタチウオは非常に珍しいといいます。

　7月から始まり、11月まで楽しめる錦江湾のタチウオ釣り。“大物”は、シーズンの最後のほうに出ることが多いそう。シーズン終盤に向けて、さらなる記録更新への期待が高まりますね。

（Hint-Pot編集部）