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「日本の教育を誇らしく思いました」 ハワイ在住のママが日本の学習塾の細かさに感動 アメリカでは指導されない意外なこととは
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日本では、早期教育が当たり前になりつつあります。未就学児のうちから幼児教室に通わせたり、通信教材やタブレットで学習させている家庭も少なくありません。では、ハワイはどうでしょう? ハワイ在住の主婦ライターi-know(いのう)さんは、ある習い事を通して、日米の違いをまざまざと実感したといいます。第79回は「ハワイの早期教育~勉強編~」です。
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「日本の教育を誇らしく」思った理由
日本では、公文や学研といったお勉強系の幼児教室に通うことが多いように思います。実は、ハワイにも日本発祥の「KUMON」があります。現地では、算数は日本と近い教材ですが、国語にあたる科目は「リーディング」として、英語の読解やスペルに重点が置かれています。英語圏の子ども向けにローカライズされ、今では“アメリカの学習教室のひとつ”として受け止められているようです。
現在40歳のパパ友さんは、今から三十数年前に通っていたそう。「そのおかげで成績がトップだった」と聞き、日本の教育を誇らしく思いました。ところが、そのパパさんをはじめ、ハワイのロコ(地元民)のほとんどは、公文が日本の教育メソッドだと知りません。
そして、小学3年生の我が息子も最近、「KUMON」に通い始めました。ずっと通わせたいと思いながらも、ハワイでは1教科あたり月額150ドル(約2万3000円)前後と日本より高額なため、長らく躊躇していました。
日本では「幼稚園から始めるもの」と聞いたことがあります。しかし、こちらには日本のように、小学校や中学校、高校受験がないので、未就学児からお勉強系の教室に通う子どもは多くありません。
