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「こいつが…人類の敵…!」 水族館のユニークすぎる展示に驚きの声 「子どもよりも大人のほうがかなり興味がある」生き物とは
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三重県にある伊勢シーパラダイスが、水族館としては異例の生き物の展示を開始し、X(ツイッター)で注目を集めています。その生き物とは、食中毒の原因として恐れられている寄生虫「アニサキス」。「魚界のアニキ」という名称で紹介された展示は、多くの人が興味津々で凝視する人気コーナーになっているといいます。なぜ水族館がアニサキスを展示することになったのでしょうか。同館の魚類担当、阪瑞貴さんにお話を伺いました。
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スタッフが釣ったスルメイカから採取 「みんな知ってるアブナイやつ」を展示
伊勢シーパラダイスは、海の生き物との距離の近さが魅力の水族館。セイウチやカワウソなど、海獣とのふれあいが人気を集めています。そんな同館が公式X(ツイッター)アカウント(@iseseaparadise)に投稿したのは、意外な生き物の展示開始のお知らせでした。
「【みんな知ってるアブナイやつ】 魚界のアニキことアニサキスを展示し始めました!!(展示は短期間になる可能性があります)」
そんな書き出しの投稿に添えられたのは、海水を入れたビーカーの底でうごめく無数のアニサキスを撮影した動画。これは、阪さんがプライベートで釣ってきたスルメイカに寄生していたものだそうです。
投稿のリプライ(返信)には、「こいつが……人類の敵……!」「展示ということは……飼えるんですね(笑)。さすが伊勢シーお魚部です」「自分もこの方らを呼称する際はアニキと呼んでいますww」など、さまざまな声が寄せられています。
阪さんは続く投稿で、アニサキスに寄生されたイカの写真や、サンマの切り身の上に置いたアニサキスの動画も紹介。サンマは実際に館内で展示されているもので、「スタンプの先にいますが、このような感じで内臓だけでなく筋肉にも寄生している場合があります 全然わからないですね」と、魚の身に入り込むと見つけにくい実態を伝えています。
