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「一見きれいだから…」に潜む危険 掃除のプロが警鐘 劣化やカビの温床になりがちな場所とは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:伊藤 まき

家電周辺は必ずプラグを抜いてから

 家電製品は使用中に静電気が発生しやすく、周囲や排気口にホコリが付着しやすい傾向があります。

 掃除の際は必ず電源プラグを抜き、乾いた布やアルコール除菌シートで、ホコリや手アカをやさしく拭き取りましょう。コンセント周りに溜まったホコリは、放置すると発熱の原因になることもあるため、定期的な確認がおすすめです。

家具の裏にできる「影汚れ」

 家具や額縁を動かした際に現れる、黒っぽい輪郭状の汚れは、空気の流れが遮られることでホコリなどが付着したものと考えられます。軽い汚れであれば、乾いた布やブラシで落とせることもありますが、カビが疑われる場合は注意が必要です。

 塩素系漂白剤を使用する際は、目立たない場所で試してから、必ず換気をして行ってください。直接吹きかけず、歯ブラシなどに少量つけて使用するようにしましょう。作業後は、水拭き・乾拭きで仕上げるのを忘れずに。

 素材によっては変色する可能性があるため、無理をしないことも大切です。

(和栗 恵)

伊藤 まき(いとう・まき)

整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
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