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「横柄に感じました」 日本人観光客の信じられない態度 ハワイ在住の日本人ママが考える旅の最低限の心がまえとは
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ローカルな自転車店で目撃した驚きの一幕
しかし先日、ある日本人観光客の態度を見て、同じ日本人として少し考えさせられる出来事がありました。
観光客対応をしていないローカルな自転車店で、店主に向かって自分の自転車のタイヤを何度も指差す、30代くらいの日本人観光客の男性。店主は英語で、タイヤにどんなトラブルがあったのか聞き出そうと試行錯誤していました。
しかし、その男性は英語を一切しゃべりません。最終的に、店主が「Air(空気?)」と聞くと、日本人男性は「そう」と日本語でひと言。店主が「Ah、OK!」と笑顔で対応し、問題は解決しました。
ハワイといえど、ここはアメリカ。「Air」や「Yes」といった簡単な英語でも口にしていれば、受け取られ方は変わったのではないでしょうか。私は、その男性の態度を横柄に感じました。
旅行先のマナーを勉強しておくことが大切
ハワイはほかの都市や国に比べて、英語がしゃべれない観光客に寛容な人が多い場所です。でも、決して“日本語だけでいける”場所ではありません。実際に、私が生活するなかで、日本語だけで事足りる場面はほとんどありません。
日本では、訪日観光客に対し「日本語や日本のマナーを、少しは勉強してきてほしい」という意見があると聞きます。それと同様に、私たちも訪れる国の言葉やマナーを少しでも頭に入れておくことが、最低限の心がまえなのではないかと。そう思わされた、自転車店でのお話でした。
次回は、私がロコ夫と日本を旅する際、“外国人連れ”の立場として気をつけていることをご紹介します!
(i-know)

i-know(いのう)
大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。