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「不親切だなぁ」 日本では考えられない…ハワイ在住日本人ママが唖然とした小学校の入学事情とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

入学準備が忙しい時期に(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
入学準備が忙しい時期に(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 日本では、公立小中学校は住んでいる地域ごとに通う学校が決められており、指定校に進学するのが当たり前とされています。しかし、ハワイでは事情が大きく異なります。ハワイ在住の主婦ライターi-know(いのう)さんによると、より良い学校を求めて「越境入学(学区外の公立校に通うこと)」する家庭も少なくないそうです。第87回は「越境入学」です。

 ◇ ◇ ◇

日本の公立校では入学案内の通知が届くのが一般的

 この春、お子さんの小学校入学や進学を控えているご家庭は、入学準備に忙しいのではないでしょうか。ハワイの入学時期は半年以上先の8月初旬ですが、年明けすぐに越境入学の手続きがスタートします。子どもをより良い公立校に入れようと、親たちの熱き闘いが始まっているのです。

 というわけで今回は越境入学について、私が驚いた日米カルチャーギャップをご紹介したいと思います!

 まず、日本の場合はどうでしょうか。子どもが公立校に通う場合は、家の住所に基づいた通学区域内の学校に通うことが一般的ですよね。義務教育期間は、小学校ですと入学の半年前に市町村から健康診断の手紙が届きますし、中学校進学の際は就学通知書が届き、指定された学校に進学をするご家庭が多いと思います。

 そして一度入学をしたら、特別な問題がない限り、卒業まで同じ学校に通うお子さんが多いと思います。

日本とは大きく違うハワイの入学前の手続き

新年を迎えると、初日の出を見るために、オアフ島東部の高台を訪れる人も少なくない【写真:i-know】
新年を迎えると、初日の出を見るために、オアフ島東部の高台を訪れる人も少なくない【写真:i-know】

 一方、ハワイでは、入学を控えた児童に対して、日本のように市町村から入学案内のお便りが届くことはありません。保護者が自ら州のホームページで学区を確認し、各自で学校の事務所に足を運んで入学手続きを行います。

 その際、学区内に居住していることを証明する書類や、主治医から発行された健康診断書および予防接種の記録を提出します。日本のように、学校で集団検診を行う仕組みはありません。

 市町村から入学の通知が送られて来ないと知ったときは正直、「不親切だなぁ」と感じていました。しかし、その背景に、越境入学を選択する家庭が多いことを知り、「だから、一律に通知を送らないのかもしれない」と、妙に納得をしました。

 ハワイで越境入学をさせる家庭が珍しくない理由、それは「公立学校ランキング」の存在が大きいと思います。

 そのランキングは州の教育委員会の発表をベースに、いくつかの民間団体が毎年、作成しています。各学校の成績はもちろんのこと、人種の割合や先生と子どもの比率、そしてランチを無料、または減額受給している家庭の割合(=貧困家庭の割合を把握できる)などさまざまな要素を加味して、総合的にランク付けしています。

 それを参考に、学区内の学校に通わせるか、越境させるかを保護者が判断します。