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「クラスの半分が入れ替わる」のが当たり前? 日本の固定観念とは対照的なハワイの学校生活 日本人ママがとても驚いたこととは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

防犯上、10歳以下の子供が1人で通学することは禁止されているので、共働き家庭はスクールバスを利用【写真:iknow】
防犯上、10歳以下の子供が1人で通学することは禁止されているので、共働き家庭はスクールバスを利用【写真:iknow】

 2人の子どもをハワイで育てる主婦ライターi-know(いのう)さん。ハワイで子育てをしていると、「転校」という言葉の重さが、日本とはまるで違うことに気づかされたといいます。日本では特別な事情がある場合に限られることが多いですが、こちらではごく日常的な選択肢のひとつ。息子さんが通っている学校では2年前、クラスメイトの半分近くが転校していったといいます。第88回は「ハワイの転校事情」です。

 ◇ ◇ ◇

日本とアメリカでは義務教育の期間が違う

 私がハワイで子育てをするようになって、とくに驚いたことのひとつが、アメリカと日本では義務教育期間が違うということでした。

 アメリカの義務教育は5歳からスタートします。日本より1年早く「キンダーガーデン」と呼ばれる学年から義務教育が始まります。日本では「キンダーガーデン=幼稚園」と訳されることが多いので、日本の幼稚園のようなものを想像しがちです。しかし実際のところ、キンダーガーデン生は小学校内に設けられたクラスでしっかりお勉強をするので、小学0年生のようなイメージです。

 そして、日本の義務教育が中学校までの9年間なのに対し、アメリカでは高校までの12年間が義務教育です。地域の公立校に通い続けられると聞くと、受験という大きな節目もなく、のんびりとした学校生活を過ごしてしまいそう……かと思いきや、教育熱心な家庭も多いです。

 小学校入学や中学・高校進学のタイミングで引っ越しをしたり、「越境入学」(学区外の公立校に通うこと)の手続きをして別の地域の優秀な公立校に通わせたりする家庭も少なくありません。

 さらに入学後でも、学校に対して不満がある場合や、もっと学力レベルの高い公立校に通わせるため、子どもを転校させることも躊躇しません。

 実際のところ、どれぐらい転校生がいるのかというと、現在、息子は小学3年生ですが、1年生のクラスメイト17人のうち、この2年間で8人が違う学校へ転校しました(違う州の学校を含む)。