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「82歳まで生きて、一緒にいてくれてありがとう」 加藤茶さんの妻・綾菜さんが2度目のバージンロードで泣いた理由
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2012年6月に結婚式を挙げた、加藤茶さんと綾菜さん。そんなふたりが2025年8月、雑誌「ゼクシィ」の企画で素敵なタキシードとドレス姿を再び披露し、話題を呼びました。結婚して15年。ふたりの関係はどのように変わったのでしょう。そして、今の綾菜さんが考える「夫婦の理想像」とは――。
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2度目のバージンロードに感動
2012年6月に、私たちは結婚式を挙げました。そして2025年8月、雑誌「ゼクシィ」10月号の企画で、加トちゃんと再びタキシードとドレスを着ることになりました。結婚して15年。もう一度バージンロードを歩くことになるなんて、正直、想像もしていませんでした。
このお仕事のお話をいただいたのは、2024年の秋。義理の妹を看取り、少しずつ自分の時間が戻ってきた頃でした。マネージャーさんに「きっと、いい思い出になりますよ」と背中を押されて、挑戦することにしたんです。
セレモニー当日、バージンロードを歩きながら、前を行く加トちゃんの背中を見た瞬間、涙が止まらなくなりました。バージンロードって、「これまでの人生で経験したすべての出来事が、あなたに出会うための道だった」と思いながら歩くものだと聞きます。15年前の結婚式は緊張でいっぱいで、そんなことを考える余裕はありませんでした。
今回は違いました。バッシングを受けたこと、家族を亡くしたこと、加トちゃんが大病をして「もうダメかもしれない」と言われたことも、一度や二度ではありません。それでも82歳まで生きてくれて、今、こうして一緒にいる。その事実を噛み締めながら歩いていたら、感動と感謝の気持ちしかなくて……。
実はこの企画、加トちゃんは最初「照れくさい」と乗り気ではなかったんです(笑)。でも、やって本当に良かった。毎日一緒にいると、相手の存在が当たり前になって、イライラすることもあります。でも、この時間が「夫婦っていいな」「家族ってありがたいな」と、改めて思わせてくれました。
結婚当初と大きく変化した現在の考え方
衣装も、15年前とはまったく違うものを選びました。当時はリボンやレースのついたプリンセスラインのドレスでしたが、今回は装飾の少ないシンプルなドレスに。
年齢的な理由もありますが、それ以上に、気持ちの変化が大きかったと思います。結婚当初の私は「加トちゃんの奥さんとして、良く思われたい」「きれいにしておかなきゃいけない」という気持ちが強すぎて、ギラギラしていた気がします。でも、今は自分を飾り立てなければという気持ちがなくなり、超ナチュラルに生きています。その延長線上に、今回のドレスがありました。
加トちゃんのタキシード姿も、とても素敵でした。普段からおしゃれで、服はほとんど自分で選ぶんです。近所のドラッグストアに行くだけでも、きちんとジャケットを羽織って出かける。隣の私がジャージ姿なので、まるで“スターとマネージャー”みたいです(笑)。
結婚して15年。関係性も、ずいぶん変わりました。結婚当初の加トちゃんは体もがっしりしていて、私を守ってくれる存在でした。それが今では、私が守ってあげたい存在に。冗談半分で「加トちゃんのお母さんみたいだね」と言われることもありますが、それが嫌じゃないんです。これまで守ってもらった分、今は私が支えたい。そう思えています。
振り返ってみると、強く印象に残っているのは、特別な出来事よりも、なにげない日常のひとコマです。初めて作ったオムレツを食べて、「母ちゃんの味と同じだ」と喜んでくれたこと。夜、隣の部屋から聞こえてくる、愛犬の「茶子」に話しかける声。「おやつダーメ」って(笑)。その声が聞こえるだけで「ああ、今日も幸せだな」と思えるんです。
