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「近所は震え上がった」 超大物OG訪問でSPだらけ 宝塚元トップ男役・麻路さきさんが語るブラジルでの驚きの日々
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インタビュアー:竹山 マユミ

人生の大きな転機に直面したとき、躊躇するのか、それとも思い切って飛び込むのか。それが慣れ親しんだ場所ではなく、異国での生活となれば、決断は簡単なことではありません。宝塚歌劇団OGの輝きを追う連載「華麗なる決断力~きらめきの続き~」では、元星組トップスター・麻路さきさんに、宝塚をこよなく愛するフリーアナウンサー・竹山マユミさんがインタビュー。最終回は、退団後のブラジル移住の決断、現地での生活、今後について伺いました。
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「トップになったら華々しく辞めよう」
竹山マユミさん(以下、竹山):麻路さんはトップスター就任直前に阪神・淡路大震災に被災。代表作といえる「エリザベート」の作品に向けても多くの葛藤がありました。さまざまな経験をなされて、トップスターとして活躍されましたが、退団というのはいつ頃意識されたのでしょうか?
麻路さきさん(以下、麻路):トップになったら3~4年後には、そろそろ入れ替わりの時期なのかな、と。自分の中でも「自分がまだしっかり頑張れるいい時期に、華々しく辞めよう」と狙っていました。
竹山:退団後、まもなくご結婚されましたよね。お相手との馴れ初めをお聞きしてもいいですか?
麻路:きちんとしたお見合いという形ではないのですが、恩師のご夫妻からのご紹介です。トップになったばかりの頃、「年齢も近い、いい人がいるから一度会ってみない?」と言われて。彼はブラジルの日系人で、ちょうど日本に仕事の研修に来ていたんです。
竹山:最初から結婚を前提とした出会いだったのですか?
麻路:はい、最初からお互いに「結婚を前提に」という意識でお会いしました。でも、出会ってすぐに彼はブラジルへ帰ってしまったんです。研修期間が終わり、ビザも切れたので。それから結婚して籍を入れるまで、3年くらいあったでしょうか。
竹山:かなりの遠距離恋愛ですね。不安などはなかったですか?
麻路:それが、ちょうど「エリザベート」の公演中でしたし、毎日が仕事、仕事、仕事……という時期で(笑)。頭の中の90%以上は宝塚のことで精一杯だったので、噂にもならず、逆にあっさり数年が過ぎてしまったという感じです。
