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「大人は座れないですよね?」→「座れます~」 童話の名シーンを再現 大手家具メーカーとコラボで誕生した椅子に4.3万“いいね” 「ワクワクする」
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童話の世界にあった出来事を実際に体験できたら……と考える人は少なくないでしょう。X(ツイッター)では、アンデルセン童話「おやゆび姫」の名シーンを再現した椅子が注目を集めています。4.3万件もの“いいね”を集めた投稿について、制作者で美術・木工作家つちやあゆみ(@ayumi__tsuchiya)さんに、詳しいお話を伺いました。
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座ると花びらが閉じて包み込む
「よく『大人は座れないですよね?』とお問い合わせいただくおやゆび姫の椅子。大人も座れます~」
そんなコメントともに投稿された動画には、円形の座面の周囲に、カーブを描く16本の花びら状のアームがついた椅子が映っています。これらが開いた状態で座ると、アームがゆっくりと閉じていき、包み込まれるような格好に。まるで、アンデルセンの童話「おやゆび姫」が誕生したシーンを思わせます。
この投稿には4.3万件の“いいね”が集まりました。返信(リプライ)には「わー! 素敵ですねー! 子ども時代おやゆび姫が大好きだったから座りたい」「こういう食虫植物かと思いました」「大人でも座れるって聞くと、ちょっとワクワクする椅子だね」といったコメントが寄せられています。
家具メーカーからの相談で生まれた椅子

制作者のつちやさんによると、この「おやゆび姫の椅子」が生まれたきっかけは、国内の大手家具メーカー「カリモク家具」からの相談でした。
「カリモク製品を作るのに工場で出た端材で何かできないか」と依頼を受けたつちやさん。端材の中に大きく弧を描いた細長い合板があり、それをタンポポの花びらに見立て、座ると花開くスケッチを描いたといいます。
すると、カリモク家具の職人たちが「この椅子は端材でなくちゃんとした木材を使って作りたい」と言ってくれたそうです。つちやさんも「それなら動きやデザインもよりおやゆび姫の雰囲気を出せるものにしたい」と練り直し、現在のデザインに着地しました。
当初は子ども向けイベント用として、3~6歳の子が座ると花弁がゆっくり包むように閉じる体重設定で作られました。ただし、耐荷重については数値としての検証は行っておらず、勢いよく腰かけると閉じるスピードが速くなるため、利用の際はゆっくりと体重をかけて座ることをすすめています。
「かわいい椅子なので、おやゆび姫のイメージに合うように、大人はインナーマッスルを駆使してゆっくり座っていただけたらうれしいです」
